コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
狂
第二話 笑い合い分かり合い
「レッツゴー」
僕は大きく腕を振って廃墟を後にした。
「おいその前に俺の止血しに行くから着いてこい」
「え〜…わ」
「良いから来い」
「ぁ〜」
僕はまた病院に戻って、日柳兄ちゃんの手当てをした。
「どうやるの?」
「左目に巻け」
「んんん…」
「出来た〜!」
「お前の割にはよく出来たな」
「わぁ〜い!」
「ぅゎ..」(此奴皮肉通じねぇタイプだ….)
「ほらほら!行こ!日柳兄ちゃん!」
「待てっつーの…」
僕達は病院を出て、荒れ果てている街を歩く。そこにはマルさんやカクさん、ぬいちゃんぬいくんが倒れているのを何回も見た。
「…なんでお前は平然と見られるんだ」
「?」
何言ってるんだろ?ぬいぐるみと宇宙人がいるだけじゃないか。
「何が変なの?これは僕たちに関係ないことでしょ?」
日柳にゾワッと悪寒が走る。
「お前っ….イカれてる…」
「ええ〜?」
「どこら辺が」とカノが聞くと「アタマ」と返した。「ひどーい!」とすぐに反応し、2人で笑い合う。
「ははっ」
「ふへへっ」
「あ!これで蹴り合いっこしよ!」
「はっ!?」
マルさんのアタマを取り出す。
「…良いぜ」
「うひひ!負けないよぉ〜」
ぐちゃッ
ばちゃッ
ぐしゃッ
僕達は
笑い合って
笑い合って
蹴り合って
床に寝転んで寝ていた。
「ふぁあ..んぐぅ…」
「おい馬鹿…カノ」
俺はお前の事を少しは分かり会おうと思う。
「んんむ..」
「起きろおい」
「ヤァ〜」
「はぁ..」
「こっち来い」
「んむ…」
カノを背にだき抱え、荒れ果てた街を歩いて行く。
あとがき
短くてすんません!次は新キャラ登場かも!頑張ります!