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『 あのー1-Bの教室ってどこか分かりますか?』
「 分かります。一緒に行きましょうか 」
『 わざわざ着いてきてくれるなんて先輩遅刻しちゃいますよ?! 』
「 あの、私も1-Bの生徒なんですが、、 」
『 え!あ!ごめん!!! 』
『 昨日俺休みだったからさ〜〜先輩かと思っちゃった笑 』
「 大丈夫です、行きましょう。 」
第一印象は少しお茶目なところがある、
ごく普通の高校生
廊下に貼られている部活動ポスターを一つ一つしっかり目を通していて、偉いな、と感心した
『 ねーねー名前なんて言うの? 』
「 樋口麗奈です。 」
『 オシャレな名前!!俺 静!』
『 改めて樋口さん、よろしくな!! 』
苗字が分からない以上私は下の名前で呼ぶしかないのか
「 静くんよろしく 」
彼は少し照れたように、目線を外に向けていた
そこから沢山のお話をして教室に入ろうとする
私は学校が嫌いだ
空気を読んだり、同じところで笑ったり
そういう学生らしいことが上手くできなくていつも孤立してしまう
はー憂鬱しんじゃいたい
『 ねぇ、学校嫌い? 』
心を読まれたかと思った
「 まあ 」
『 ねぇ、 サボっちゃおっか 』