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初コメ失礼します🙇🏻♀️ ふぁぁぁあー!!! なんとも穏やかで、でもしっかり青春の味がして最高のストーリーでした🙈✨ このままこの二人の続きが読みたい気持ちですが次の二人のストーリーも楽しみで仕方ないです!
相互フォロー、ありがとうございます🙏💞学園パロ大変キュンとします😆続きもたのしみです…😍
最高すぎます😭 💙💛楽しみにしてます
文章や口調等、拙い部分が多数見られると思いますが、ご了承ください🙇♀️
⚠️
学園パロディです!モブ出てきます!
これからは各𝖼𝗉のストーリーです。時系列は考えてないです。
今回は🩷💛です💕
地雷の方は自重お願いいたします!
💛愛され『俺だけが知っている』
〜さのじん編〜
🩷side
ある日の昼休み。
「おーい勇ちゃーん!今日も屋上集合でええ?」
舜太が柔太朗を引き連れて、教室にやってきた。年上の懐に入るのが上手い舜太は俺のクラスメイトたちからも人気者だ。
「はいはい、あと、先輩な?」
「もう今更ちゃう?な、じゅう!」
「それはそう、てかお腹空いた」
「ったく、わがままな姫さんだこと」
ぽんぽん、と2人の頭を撫でてやると嬉しそうに目を細めるのが可愛らしい。
すぐ行く!と、カバンに手を突っ込む。
「……あれ、」
ない。朝、コンビニで買ったはずの弁当……っは!
「うわー…そうじゃん、」
頭を抱えると、ふたりが俺の席までやってきて、どうしたん?と顔を覗き込む。
「いや今日寝坊してコンビニ寄れなかっただよ、それで購買で買わなきゃって思ってたんだけど、…忘れてたぁ…」
「あちゃー、多分もうなにも残ってないんちゃう?笑」
「勇ちゃん今日はお昼ご飯抜き?笑」
「おいお前ら、笑ってんじゃねえ!」
にやにやと笑う二人をきっと睨みつけるも、1ミリも効いておらず目を逸らし、ため息をつく。この学園の購買は大人気で、昼休みが始まって10分後には完売する。
現在、昼休みが始まって15分が経過。
さすがに昼飯抜きはやばい。絶対部活まで持たねぇ。
「とりあえず、俺らは屋上行っとくから、購買行ってみたら?」
「おー、そうする…」
「元気出してや!笑」
わざとらしく俺の肩をぽんっと叩いた2人はヒラヒラと手を振って行ってしまった。
ため息をつき、カバンから財布を取り出す。
『あ、あの、勇斗くん、!』
さて購買まで全力疾走しようか、と気合いを入れたところでクラスメイトの女子に話しかけられる。
「ん?」
『えっと…話、聞こえててさ、よかったら、これ食べない…?』
頬を赤らめて、手のひらより一回りほど大きなお弁当箱を俺に差し出してくる。
ちらりと後ろの方を見ると、扉からこの子の友達らしき数名が、頑張れやら大丈夫やら言っているのが聞こえる。
あー…なるほど?
恐らく、この子は俺の事が好きなのだろう。気持ちは嬉しい。が、今は学業とサッカーに集中したいから彼女を作るつもりは無い。つまり、思わせぶりなこともしないと決めている。
「あー…ごめん!気持ちはめっちゃ嬉しいんだけど、さすがに申し訳ないわ。とりあえず購買まで走ってみる!ありがとう!」
それっぽいことを言って、差し出された弁当を押し返す。『でも、』と言いかけた女子にもう一度ごめんと謝って、頭をぽんと叩き、俺は走り出した。
『やばい…、頭ぽんってされた…!』
『すごいじゃん!脈アリなんじゃない?!』
《はぁー、佐野、そういうところだぞ》
《あの子かわいそうに…》
う、売り切れっ……!
「はぁぁぁ〜〜……」
購買所の柱を支えににズルズルと座り込む。
目をこすってもう一度看板を見てみるも、先程と変わらず赤色で売切と書かれた文字がある。
「くっそ…まじで昼飯抜き…?」
こんなことならさっきの弁当受け取っておけば良かったなー、と少し、いやだいぶ後悔する。恐らく屋上にいる年下3人は俺の現状を想像して笑ってるんだろう。
空腹も相まって、むしゃくしゃし、頭を掻きむしる。
今日に限って学食も休みの日だし、完全に詰んだわこれ。
俺は為す術がなく、購買所の一番近くにある使われていない空き教室の扉を、なだれ込むようにして開けて入る。
「っえ……!?」
小さな悲鳴が聞こえる。
あれ、誰も使ってないって言われてるけど、誰かいるのか?
ショックで力が抜けた体を上げて教室を見渡すと、そこには一人の男子生徒がいた。
「あ、ごめん、邪魔した?」
「い、いや、別に…邪魔ではないですけど、」
「そっか」
沈黙が流れ、少し気まずい雰囲気になる。
それでも出ていく気にはならず、いつの間にかマスクをつけた男子生徒が座っている前の席に向かい合うようにして座る。
「えっ、な、なんですか…?」
「んー?別に、なんとなく?」
にっと笑いかけると、「えぇこわ……」とすぐに顔をそらされた。
ひとりで何をしているのかと思ったが、机には弁当箱が広げられていて、昼食中だったようだ。
「てかなんでひとりで食ってんの?」
率直に問うと、むせる男子生徒。
「ン゛ンっ……別に、いいじゃないですか」
「ふっ笑大丈夫?」
「…というか、なんであなたみたいな人がここにいるんです?」
「えっ、俺の事知ってんの?」
「はぁー…あなたのこと知らない人なんてこの学園にいませんよ、佐野先輩」
「ふははっ、そうなん?笑」
こいつ、マスクと前髪に隠れてるけど、可愛い顔してるな。
「ねぇ、マスク外してよ」
「はっ、!?嫌ですよ、!」
「なんで?いいじゃん」
「良くないです!」
「いいじゃーん!ほらほら!」
ふざけて顔に手を近づけると、男子生徒がバッと立ち上がった。
「わっ、分かりましたから!!まず、俺の質問に答えてください!」
「質問…?あー、なんでここにいるのかってやつ?それがさー、昼飯持ってくるの忘れちゃって、購買も食堂も全滅。今日食べるもんないんだよね。で、とりあえず気紛らわせようと思って入ったら、君がいた」
正直にそういうと、はーなるほど、と、男子生徒は席に座り直した。
「はい、答えたよ。マスク外して」
「ぅう〜……」
あからさまに嫌ですオーラが出ている。
しかし、そんなの関係ない。期待した目で見つめていると、覚悟ができたのか、男子生徒はそっと自分の耳に手をかけて白いマスクを取った。
「はい…これでいいですか?」
「うーん…」
前髪のせいでまだよく見えないな。
俺は無言のまま立ち上がって、男子生徒の目元を完全に隠している前髪を分けた。
「はっ、ちょっ!」
大きくて真ん丸なタレ目と目が合う。
少し茶色味がかっていて、想像より遥かに澄んでいて綺麗な目だ。
「離してくださいっ、!」
男子生徒がそっぽを向く。
俺は、あぁごめん、とふわふわした気分でそのまま椅子に座った。
「もう、なんなんですか、…」
少しだけ、耳が赤い。赤くなりやすいのかな。
可愛い。
どうしよう、めっちゃ好みだ。太智と同じくらい色白でもちもちだし。隠してるのがもったいないくらい、綺麗な顔。
「そ、そんなに見ないでください…」
「え、あ、ごめん、美味そうだなって……あ、」
まずい、つい本音が出てしまった…!
初対面で美味しそうだなって相当やばいよな?引かれたらどうしよ。仲良くしたいのに。
内心焦りまくっていたが、男子生徒は別の解釈をしてくれたようだ。
「あぁ……えっと、食べます?」
「えっ」
「あ、いや、その、手作りが嫌なら全然断ってもらっても…」
「手作り…!?その弁当、君が自分で作ったの?!」
「まぁ、はい、?」
男子生徒の机に乗った弁当の中身を見る。唐揚げに、卵焼きに、きんぴらごぼう…これはほうれん草のお浸しか?
到底男子高校生が作ったとは思えないバランスと彩りが良いお弁当。
「まじで美味そう……っでも、君の分無くなっちゃうよ?」
「いいですよ、今日塾なので、もうひとつお弁当持ってきてるんです。これどうぞ」
そう言って、男子生徒はカバンから丁寧に包まれたお弁当箱を取り出した。言っちゃ悪いが、先程差し出してきた女子のものより輝いて見える。
「塾のお弁当は母に頼みます。なので、遠慮なく」
「ありがとう…」
それを受け取り、包みを解いて蓋を開ける。男子生徒が食べているものと同じラインナップの中身。
いただきます、と手を合わせて口に入れる。
「…うっま……」
もう一口、もう一口、と次々に口へ入れていく。
全部俺好みの味付けで、手が止まらない。
気づけば箱は空っぽになっていて、米粒一つ残っていない。
「まじで美味しかった…ご馳走様」
「んふふ、良かったです」
あ、笑った。
やばいな。笑ったら何倍も可愛さが増す。
ドクドクと鼓動が早まるのを誤魔化すように、俺は男子生徒に話しかけた。
「そうだ、お前なんて言うの?」
「へ、?」
「名前だよ、名前」
「名前…俺のですか?」
「それ以外誰がいんの、笑」
「ほら、教えてよ」
「…吉田、仁人です…」
「仁人、いいね。じゃあこれから仁人って呼ぶから」
「えっ!いきなり、?!」
「うん、仲良くしようよ。俺のことも勇斗って呼んでいいよ」
「いやいやいやいや…さすがにそれは…」
うーん、名前呼びはさすがに厳しいか。
ま、これから徐々に仲良くなっていけばいいか。
またほんのり耳を赤らめる仁人を見つめていると、一つの考えが過ぎる。
「みんな、知ってんの?」
「…え、?」
「仁人が自分でお弁当作ってるの、みんな知ってる?てか、食べさせたことある?」
「あ、あるわけないじゃないですか…いつもここで食べてるし、……家族以外に食べさせたのも佐野先輩が初めてです」
「…ふーん、」
「??」
不思議そうに首を傾げる仁人に、なんでもないよといつも年下3人にするように頭を撫でる。
「ぅわっ、!なんですか…!?」
「あ、ごめん、癖だよ」
「いきなりやめてください…」
なんて言う割には嫌がっているような感じではない。好きなのかな、頭撫でられるの。
そんなの、ますます好きになっちゃう。
「…そうだ!!!」
「っなに、?!」
「仁人、明日から俺の弁当も作ってよ!」
「は、はぁ…!?」
「あ、さすがに大変…?」
「え、いや、別に…そういう訳では…」
「じゃあお願い!俺、仁人が作った料理めっちゃ好き」
「えぇ…まぁ、そこまで言うなら…」
「よっしゃ!まじ?俺にだけ作ってくれるの?」
「いいですよ、でも、俺じゃなくても、」
「やだ、仁人のがいい。俺のために作られた仁人の弁当が食べたい」
そう真剣な眼差しを向け、手を包み込むように握ると、みるみる仁人の顔が赤く染っていく。
「わかり、ました……」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「勇斗さ、最近美味そうな弁当食っとるよな」
「それな!毎日ほんまに美味しそう!」
「ね、卵焼きとかお店みたい。ねぇ、一口ちょうだ…」
「ダメ。無理。」
「はぁー…今日も相変わらずか」
柔太朗がため息をついて、自分の持っているおにぎりにかぶりついた。
当たり前だろ。俺だけの為に作られた弁当なんだから。誰にもあげるわけない。
仁人について、料理上手な他に気づいたことがある。
それは、意外と甘えたがりなこと。だいぶ心を許してくれたのか、出会ったあの教室で弁当を受け取る時、一言二言会話を交わすようになった。
ありがとう、と言って頭を撫でてやると頭を預けてくれるし、美味しかった、と褒めてやると良かった、と小さく喜ぶ。
日に日に愛しさが増して、思わず抱きしめたくなる。
_____たまにはここで食べてもいいですから。
今日、初めて言われた言葉。
「ごめん、明日一緒に食えないわ」
「えっ、珍しい!」
「なにー?勇ちゃん、彼女?」
「いや、まだ」
「まだ……え!?ってことは、好きな人?!あの勇斗が!?」
「あーはいはい、この話もう終わりね」
俺しか知らない仁人。料理が美味しくて、甘えたがり。
誰も知らないんだ。それでいい、俺しかあいつの魅力に気づいていない。敵は少ない方がいいからな。
まだごちゃごちゃ言っている3人を無視して、卵焼きをぱくりと口に入れた。
snjn編 Fin.
🩷💛編でした!お読みいただき、ありがとうございました!
自分で書いててなんか既視感あるな、と思っていたら「星のない海で」でも💛さんが🩷さんにお弁当あげてましたね…。なんかネタ被りで申し訳ない…。
女子生徒に頭ポンする🩷さん入れたんですが、🩷さんって、自分のことメロくないとか言う割にたまにどメロかましてくるじゃないですか?それに我々は撃ち抜かれてる可哀想な存在なんだな…と、いう自分への哀れみです。
次は💙💛です💕