注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・軍パロです。
主)リクエストありがとうございます😭
想像通りになるかは分かりませんが、精一杯作らせてもらいます💦
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カランコロンという音と共に、モダンな店に入る。
カウンターから、いつもの男が出てきた。
tn「…また来たんすか」
gr「はは、何度でも来るぞ」
椅子を引いて、腰をかける。
お洒落なBGMが店内を鳴り響く。
そのBGMに耳を傾けながら、書類を出す。
gr「さあ、W国へ来よう」
tn「断わります」
書類を彼に渡そうとしたが、手で払われた。
gr「何故だ、お前は素晴らしい才能があるというのに」
「軍に入らないのは、損だぞ」
説得をしようとしても、彼は聞く耳を持たない。
tn「それより、店に用がないなら出てってください」
gr「いやだ」
tn「はぁ…他のお客様も来るんですけど」
gr「tn氏が着いてきてくれるなら、出てってやらんこともない」
tn「俺はここを離れられん」
モダンな雰囲気とは裏腹に、ここは武器屋だ。
店の裏側の倉庫には、沢山の武器が備わっている。
銃に、剣に、手榴弾に、盾に…。
彼はそんな武器を、全て使いこなす事ができる。
そして、リーダーシップ…というのだろうか。
皆をまとめる事ができる。
そんな彼は、軍には必須な存在であろう。
tn「はぁ…入らないって言っとるやん」
gr「損だと言っている」
tn「俺、今の生活で十分なんやけど」
店の外に連れ出して、話を続ける。
gr「tn氏…お前他の軍にも誘われてないだろうな!?」
tn「誘われてはいるけど、全部断ってるっての」
彼の肩を掴んで、ゆさゆさと揺らす。
彼を見つけたのは私だ。
渡すわけないだろう。
tn「早く帰れやー…」
gr「tn氏も帰るぞ!!」
tn「ほんまに嫌」
gr「tn氏ぃぃぃ……ッッ!!」
…なんて、駄々を捏ねていると、突然インカムから反応があった。
彼の肩から手を離し、少し離れてインカムを繋げる。
まだ、彼は私の国の軍では無いため、情報が聞かれてしまったらまずい。
gr「…どうした」
rb『shpとciが徹夜でぶっ倒れた』
『後、内ゲバでknとutが大怪我してもうたわ』
gr「…はぁ、全く何をやってるんだ」
rb『こっちからも説教はしたで』
『ほんま、軍がまとまらんから、いつもわちゃわちゃしてまうわ』
gr「そうか、今帰るぞ」
rb『了解、とりあえずshpとciは寝かせた』
『knとutは手当しとるよ』
gr「ふむ、両者安静にしておくことを伝えてくれ」
rb『おっけー、じゃ気をつけて帰ってきてな』
gr「うい」
インカムを切って、tn氏の方へ向かう。
彼はぼーっとこちらを見ていた。
gr「そろそろお暇するぞ」
tn「…ああ、」
gr「じゃ、また明日」
tn「…おう、」
tn氏に手を振って、山をかける。
全く、軍が一体となってまとまらないから大変だ。
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店の看板を閉まって、扉に鍵をかけた。
日はもう落ちきっていて、店には虫の音が聞こえてきた。
tn「…grさん、格好ええよな」
いつも、ウザイくらいに勧誘してくるあの人は、本当に嫌いだった。
でも、時折見せる、”総統様”の彼は、俺の胸を引き寄せるくらい格好が良い。
今日だって、どんな事があったのかは知らないが、ビシッと切り替えて、話をしていた。
俺を勧誘してくるあのgrさんではなく、
“総統様”のgrさん。
でも、彼は最近疲れが見られる。
目の下にはクマが連なってきた。
彼によると、軍をまとめてくれる人が居なくて、困っているのだと。
俺だったら…。
なんて、最近思ってしまう。
でも、1度断ってしまったせいで、後戻りが出来なくなってしまった。
あの格好が良い彼を見る度に、
あの人について行きたい なんて思ってしまう。
彼なら、俺の良さを活かしてくれるのではないか…と。
もし、彼にピッタリの人が見つかったら。
リーダーシップがあって、まとめれて、才能がある人が見つかったら。
もう、俺のところには来ないのだろうか。
そう考えるのは辛かった。
俺は、あんな彼に認められているのだから。
早く、決断をしなくては。
そう思いながら、今日も月明かりに照らされる。
───────────
gr「tn氏!!来たぞ!!」
tn「はい、いらっしゃい」
gr「tn氏ー!!たのもー!!」
tn「はいはい、いらっしゃい」
gr「tn氏!!今日こそ!!」
tn「ういっす」
gr「tn氏ー!!」
tn「grさんはよ諦めろ」
gr「tn氏!!また来たぞ!!」
tn「はいはい」
tn「…??」
あれから、何ヶ月も勧誘のやり取りが続いた。
それなのに、急にぷつりと無くなった。
grさんが、俺の店に来ることは無くなった。
良い人が見つかったのだろうか。
tn「…はあ、」
後悔なんて情けないな。
いざ、来なくなると寂しい。
なんて思いながら、カウンター周りを掃除する。
窓から入る隙間風が、俺を嘲笑うようにくすぐる。
カウンター席の、彼がいつも座る席に腰をかけた。
そのまま、机に伏せて目を閉じる。
彼には俺が1番合うんじゃないのかよ。
なんて、情けない事を呟く。
カランコロン
その音を目を覚ます。
tn「いらっしゃいませ…」
目を擦りながら、席を立ち、後ろを振り向く。
そこには、懐かしの彼が姿を現した。
gr「tn氏、久しぃな」
彼の腕には、包帯が巻きついていて、頬にはガーゼが貼ってあった。
何かと思い、彼に駆け寄る。
tn「ど、どしたん!?」
gr「ん?ああ…戦争でね、」
彼は頬を撫でながら、こちらに微笑んだ。
tn「…もう勧誘諦めたんかと、」
gr「いやいや、伝えてなくてすまんな」
彼は書類を俺の前に差し出した。
書類の太文字で、”W国書記長”と書いてある文字が目に入る。
gr「書記長、お前に頼んでも良いか」
tn「ふん…俺は厳しいからな」
書類を手に取り、ペンでチェックを付ける。
彼は嬉しそうに書類を受け取って、俺の手を引いた。
店は移動になった。
W国の軍の城下町の隅に建てられた。
gr「さて、書記長頼んだぞ」
tn「任せろ」
この軍を、俺が引っ張ってみせる。
なんせ、俺は彼に認められた書記長だからな。
はい…ちょっとなんか、方向性が(
uppppppp
コメント
17件
ほんとうんありがとう😊😊😊😊😊 大満足よぉ!!!!💕💕💕💕💕 いやぁ天才やろ( ̄▽ ̄)( ̄▽ ̄)🎓✨ 来てくれるの期待してるとんちがよき ちゃんとgrさんの事尊敬してるのがいいなぁ、、、毒素万歳🙌🙌💕
遅くなりました💦最高です!!!! ココアビーンズさん徹夜お疲れ様です✨️ tn氏grさん来なくなって心配してるの優しい(◜ᴗ◝ )🫶 神作品ありがとうございます🙇♀️🙇♀️🙇♀️