ヒューマンズ初投稿!
戦争表現バリバリ有り!(てゆうかこの作品全部ガッツリあります。無い回なんてありません)
戦争賛美、政治的意図等ありません!!
それでも良い方このまま続けてください。
第一次世界大戦で敗戦国となったドイツ帝国は連合国から厳しい処罰を受けていた。─ドイツ帝国を再起不能にするために。ドイツは領土を縮小され、多額の賠償金を背負わされた。
それは、ドイツ帝国の首を締めすぎることとなり、本来望んでいたものとは逆の結果を招いてしまった 。
厳しい処罰うけ、反発したドイツ帝国の息子であるナチス・ドイツは、ポーランドに侵攻を始めた。こうして始まった第二次世界大戦は、世界全体を巻き込んだ人類史上最も犠牲者を出した残酷な戦争へと成り果てた。
そして、その戦争で大日本帝国はナチス・ドイツ及びイタリア王国と同盟を結び連合国に対抗していた。
1941年12月8日。大日本帝国はアメリカ合衆国の軍事施設がある真珠湾へ奇襲を仕掛けた。この真珠湾攻撃により太平洋戦争が勃発する。
大日本帝国は快進撃を続けていたが、ミッドウェー海戦の大敗北をきっかけに勢力が衰え始めた。
1944年6月16日、福岡県北九州市に初の本土空襲。
同年10月10日、アメリカ軍による本土上陸により始まった沖縄戦。
1945年3月10日。東京の空を美しいほどに真っ赤に染め上げた東京大空襲。
そして1945年8月6日午前8時15分。
その日はどこまでも見渡せるほど広くひろがる青い空だった。雲1つないその空は、飛行するのに最も適した天気だった。
東の空から太陽が昇り、道端に儚く咲いている小さな花を美しく照らしていく。
そこに1人の青年歩み寄る。
「綺麗……」
その青年─広島は花の傍に静かにしゃがみこんだ。そして、その花を見つめそっと手を触れた。
「君も必死に生きてるんだね……」
どこか切なげなその声は誰にも届くことなく、淡く指す陽の光に溶け込んでいく。
「世界も君のように美しくなればいいのに ……。」
「今日も頑張らなきゃ……」
そういって広島は立ちあがろうとする。
その瞬間、突如として先程まで光を浴びていた花と自分自身に影が落ちる。夏の日常を照らす太陽の光が途絶えたのだ。太陽の光が遮られた理由はただ一つ。
「ッ……空襲……ッ!」
けたたましく、甲高いサイレンが街全体を響かせた。ごうごうと音をたてて米軍機─B29が広島の上空へと侵入する。広島はB29の進行方向とは逆の方向へ駆け出した。それも束の間、広島の視界は今まで見た事もないくらいに白一色に染まった。
「あ……あれは……?」
広島から少し離れたところにいた岡山は今の自分の視界に写る光景に絶句していた。ゆっくりと立ち上っていく煙。キノコのようにも見えるその煙は明らかに普通の空襲とは違う。今まで世界の誰もが見た事がない光景なのではないか─岡山は直感的に感じた。
「岡山!!」
「…!島根!」
「広島に原爆が落とされたかもしれない……!」
「原爆……?」
「米国が密かに開発していた核爆弾だよ!」
「まだどこの国も落とされたことがないその爆弾が、今広島に落とされたかもしれないんだ!!」
「……ッ!!」
「まだ正確には分からないけど、あの煙のたち方は今まであった空襲とは絶対に違う!!」
「とりあえず広島の生存確認だ」
「おまえは鳥取、山口と共に広島に向かってくれ!」
「俺は京都、大坂、東京、そして祖国様に伝える……!!」
「了解!」
1945年8月9日。
広島に原爆が投下されてから72時間が経過していた。この日も8月6日と同様によく晴れた快晴の日だった。長崎は広島に原爆が投下されたことは福岡から聞いていた。広島は都道府県の化身だから死ぬことはないのにも関わらず、ほぼ昏睡状態だという。核兵器の存在は少し前から知っていた。そして原爆投下候補地として
東京、神奈川、愛知、新潟、大坂、京都、広島、山口、福岡、そして……長崎が入っていたことも。
長崎自身も米軍に警戒していた。─いや警戒していたつもりだった。
午前11時02分。
B29のエンジン音が聞こえたと同時にサイレンが鳴り響く。低い音からはじまり、徐々に徐々に音が高くなっていくそのサイレンは、長崎の背筋に冷たく伝わっていく。
「ッ……!!!!」
まずい、逃げなきゃ。そんなことを思い、足を踏み出してももう間に合わない。色鮮やかだったはずの景色は新雪の如く。肌で感じることが出来ないほどの熱と、一瞬で建物を吹き飛ばすほどの暴風が長崎を襲う。
梯子があったであろうその場所には、梯子の影が真っ黒に地面に落ち、周囲を見渡せば、住宅地だったその場所はまるで戦場。そして、とどめを刺すかのように降り注ぐ黒い雨。
それはヒロシマの1.3倍の威力だった。
そして現在1945年8月14日。
一人の男がとある選択を迫られていた。
こんにちは!まず、第0話を見ていただきありがとうございます!
この物語は本当の終戦を迎えた1945年9月2日までにあった話を、主に都道府県ヒューマンズに結びつけたお話です。実話を基に作りますが、歴史はあまり詳しくないので忠実ではありません。宛にしてはいけません。
上手く書けるか分からないので、大目に見てくれるとありがたいです。。。
また、今回の主人公は千葉でいくつもりです!(まだ未登場ですが……)千葉県民の皆様、千葉をお借りします、悪いようには扱わないので!多分。
どうなるかはお楽しみ!
こちらは先程、主に都道府県ヒューマンズと記載しましたが、47もあるものなので、全て登場はしないと思います。ご了承ください。また、首都が東京なことに関係して、東日本(特に関東、中部の一部)がメインになるかと思います。(特に後半)
それからそれから、方言等は大阪以外(もしかしたら京都も)無しでいきます!テキトーな方言書いて、そこの都道府県民の方々を敵にまわしたくありません!!!
ただし!大阪は違和感ありすぎるので頑張って大阪弁使います。大目に見てちょ。(大阪登場すんのめっちゃ後になるかも)
ということで少し長くなってしまいましたが、
これからよろしくお願いします
(∩´∀`@)⊃
コメント
1件
すごい…(・ω・`)