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「取り敢えず、もう日も暮れるだろうし、飯食って寝ようぜ。和華、今日は俺ら陸軍の女将が作ってくれっから絶品だぞ〜」
ニッコニコの笑顔で青木さんがそう教えてくれました。
“女将”と言っても男の人で、苗字が【御上】 で、料理上手だからそう呼ばれているらしいです。
そんなこんなで青木さん達に案内されて島の真ん中位に来ました。
「女将〜!」
「あら〜、利久斗。はよこおへんとあんたの飯抜きになるとこやったで」
御上さんがお玉と言うものを持って何か、凄い、怒ってました。
「あ、勿論、和華ちゃん達のはあるわよ」
そう言って、こっちにウィンクしてくれました。
御上さんは、【オネエ】と言う人だそうです。
「なんで女将は俺の事、嫌ってんの?」
青木さんが口角を下げてそう聞きました。
「寝坊して、朝ごはんを温め直すこっちの身にもなってみぃな。そりゃ嫌うよ」
「いやぁ、その節は誠にありがとうございます」
青木さんが手をパンッと合わせて腰を低くしました。
「次からは和真の飯になるぅ思うときや」
「それだけは勘弁して!」
青木さんは涙目で訴えていました。風堂さんから聞いた話ですが、鈴木さんは料理が壊滅的に下手だそうです。
「フフッ」
御上さんと青木さんの会話を見ているとパラオ様が笑い出しました。鈴木さん達が来てからいい事づくしで、パラオ様も話て、笑う様になって、和華は、とっても嬉しいです。
「女将先輩、青木先輩、もう流石に食べましょうよ。鈴木先輩何てお腹が空き過ぎて溶けてますよ」
風堂さんが「ほら」と言って鈴木さんを指さしました。確かに、溶けてる気がします。
「そうね!和華ちゃん、パラオちゃんお腹空いたやろ?ちょっと待っといてなぁ」
御上さんが和華達の前まで来てわざわざ屈んでそう伝えてくれました。
「はい」
「おっしゃっ!自分らそこの岩に座って持っとき、すぐ持ってくるわ」
言われたとうりに岩に座って待っていると、御上さんが暫くしてから来ました。
「お待たせ〜。コンソメスープと焼き魚、後は白米ね。どうぞ、和華ちゃん、パラオちゃん」
そう言って御上さんは美味しそうな豪華なご飯をて渡ししてくれました。
「ありがとうございます」
「熱いからフーフーして食べるのよ」
御上さんの言いつけどうりフーフーってして食べました。一口食べると物凄く美味しくて、ほっぺたがおちゃうかと思いました。
でも、何でしょうこの味。