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※死ネタ&グロ














バン!!!

鼓膜が破けそうな程、鳴り響く銃声

目の前には、銃を片手に持つ男

そして、綺麗な緑髪


……あれ、何で目の前に……












そうだ、そうだ、そうだ

なんで、俺、忘れ_____




















「晴哉゛……っ、晴哉ぁ゛!!!!」



銃弾で貫かれた片目から、ドンドンと血が流れ出てくる

服をちぎって血を止めようとするも、服に血が染み込んで駄目になるだけだった



「止まれ゛……っ!止まれ止まれ止まれ止まれ゛…っ!!!!!何っ、で…血っ……止まんなぃ゛……!!」



服に血が染み込み、手が血で染まるだけ

出血なんて出来ていない、ただ無駄な足掻きをしているだけにしか過ぎない




「(そんなん!!!分かっとんねん!!!せやか……ぃ゛、だから……っ!!!)」



涙が溢れ、視界がぐちゃぐちゃになる

頑張って止血しようとするも、血が溢れ出るだけ

こんなことしても、”意味が無い”

そんな事分かってると、だから止血しているんだと、真っ赤に染った親友を見つめながら、心の中で叫んだ



「頼むか_____」



ガシッ



「……っは」


「翠゛……っら…」




掴まれた手首を見るとそこには、 弱々しい声、力の抜けた腕、悲しそうな、愛おしそうな目で此方を見つめる親友の姿が居た

「もぅ゛……、良ぃん……やで、ぉれは……も、助からな゛ぃ……から…ゴフッ」

「……っ!?そんな訳あらへんやろ!!!絶対に諦めへんから゛…な!!死んでも、ワレが…っ、生き返るまで……っ、絶対…に゛ ぃ……!!」




絶対に諦めない、己の命に変えてでも親友を守る






“絶対に生かす”






そう思っていた、そう思っていたのに





















「はる゛、ゃ……晴哉ぁ゛……っ!!!」


「……………………」


「……っ!!ぁ……、ふ…〜ッッ…!!!!」

「ゥグ、ぁ゛……あっ…。うあ゛ぁ゛あ゛……ッッ!!!!」




最後に「愛しとるで」という言葉を残して、晴哉は死んでしまった


俺は何も出来なかった、そう何も

ただただ意味の無い、無駄な抵抗を繰り返しただけ

繰り返してただけの、ただの”無能”



……俺が殺した、 見殺しにしたんだ

俺は、……おれ、は…人殺し……なんだ…

親友を、大事な仲間を見殺しにした








人殺し親友




「ぁ゛……あ゛…っ、ゥグ…ぁふ…〜っ゛…」

「ごめん゛、ごぇ……っあ、ふ、……っう゛…ぇ、アグッ……ぁ゛」












「ぉえ゛っ」




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