「い、ったた、イタイ…」「どうしました?」「このところ、正座のし過ぎで腰痛が…」「まあ…」「そう。私もトシなんで、ぜひ夫人にお願いしたいんです。」亜漕は夫人より少し年齢が上だったが、ここはパワー全開の黒木夫人に任せたほうが利口だと思った。
「妙齢のお嬢様方の縁談を探している父兄とか、変わったところで、母親の再婚を探しているとか夫人がどんな相手を希望しているか、聞いてみて下さい。檀家の家族関係は金隠がパソコンに入れてますから、事務的に抽出して、茶会でもと考えています。」「まあ、それだったらできそうだわ。」
亜漕は寺に戻ると計画を立て始めた。
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