テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
猫が死んだ。
ちょうど、昨日。塾から帰って来た時に、死にそうだと言われて、朝起きたら死んでいた。
ショックが胸を覆い尽くしたが、押し殺して学校に行った。
何も手につかなかった。
友達が何かを言っていた。
全くの上の空だった。
帰ってきた。
あの子を触ってみて泣いた。
触ってみたら。今までにないほど冷たくて。
今までにないほど固かった。
今までにないほど悲しくて。
今にもパッと起きそうだった。
もう二度と。あの蒼い瞳を見られない。
もう二度と。あの白い毛並みを撫でられない。
もう二度と。あの子と遊んであげられない。
後悔と、悲しみと。
負の感情ばかりが胸を満たして。
もう全てがどうでも良く思えた。
あの子は今。炎の中にいる。
熱い熱いその灼熱の中で。天国に昇っているのだろう。
1時間後帰ってくる貴方は。
いつもよりも。昨日よりも。もっとずっと真っ白になっている事だろう。
今も、涙を流しながらぐちゃぐちゃに歪んだその不細工な顔で。
天にまで届けと心を燃やして叫ぶ。
今まで本当にありがとう。
どうか安らかに眠ってください。
大好きだよ。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!