兎i赤
お友が書いてたから書きたくなっちゃった
上手くないけどゆるしてね
もぶの女の子でてきます
夜匂わせちょいありです。
ー
「あかーし」
「おれ、あかーしのこと」
すき 。
ー
「……っ、は」
蒸し暑い空気が体にまとわりつく。
アラームの音が頭に響き、蝉の鳴き声が耳に届く。
首筋からは汗が滴り、少し息が乱れていた
久しぶりに、嫌な夢を見た。
「……ぁ、今日…」
午後から、講義だ。
それも、必修のやつでー…
仕方なく体を起こし、冷蔵庫へと向かう
昨日のお惣菜の残りー…とおにぎり。
一人暮らしをして数ヶ月で、自炊は断念した。
レポートやバイトー…
そして、バレー。
全部全部無我夢中に行っていると、他に手がつけられなかった
嫌きっと
他に手がつかないように
空いてしまった穴を埋めるかのように
ーせめてこの数ヶ月は、過ぎてほしかった
何度夜が過ぎようとも
朝が来ても
春すぎ
夏が来て。
3度目の春高が終わろうとしても
心の中にはつっかえるものがあって
魚の小骨のように厄介な”ソレ”は
今も首に刺さっている。
いい加減、未練など捨てなければいけない。
自分で選んだ道で、納得した道で。
ーきっとあの人は、前を向いているだろうに。
テレビのリモコンに触れ、パッと光が目に飛び込む。
バレーボール界
日本の、次期スターか…!?
なんていう、大きい見出しとともに
あなたは大きく映し出されていて。
きっと、録画でこれを何度もあのひとは見返すんだろう。
口元がにやけそうになり、あわてて水を喉に通した。
変わらず、
何を言う、あの人はとっくにスターだ。
なんて心の底で思っている自分に嫌気が差し、電源を切る
リビングは遠くから聞こえる蝉の鳴き声に包まれ、1人黙々と米を口に運んだ。
ー同日、大学内
ー「……赤i葦く~ん
今、飲みのメンバー募集してるんだけどさ~っ」
「まさか赤i葦くんが来てくれるとは~ ! !」
「赤i葦くんって、好きなタイプとかー」
ー
「ねぇ、赤i葦くん。
2人で抜け出さない?」
ー俺は
あの人を忘れられない。
何度夜が過ぎようとも。
「木i兎さんには、もっといい人が居ます。」
空いてしまった穴を埋めようと
「それにー…
未来の…世界的スター、ですよ?」
“他の人で代用しようとしても”
「男性同士なんて
なんて言われるか、分かりませんし。」
あの日、木i兎さんの告白を断った日から。
ー美しいものは嫌いだ
触れてはいけないような
自分の醜さを
映し出すような
そんな存在だから。
ー
ー
コメント
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ぐっっっ、…好きいいいい😭😭😭