ゆっくりと振り向き 、にやりと微笑んだ 。
「たけ 、みち 、」
ゆっくりと近づいてくる彼から後退り 、
ついにはフェンスまで来てしまった。
「く、んな 、来んなっ、やめろ 、」
「ねぇ?千冬 。俺の事 、怖い ?」
俺の手首を掴み、フェンスに打ち付けた 。
こいつ、どっからこんな力が 、
「武道ッ 、痛いッ 、」
「なんで俺から遠ざかろうとするの?千冬。
俺は怖くないよ?ねぇ?怖くないよ?」
「なぁ、どうしちゃったんだよ 、?」
「千冬が悪いんだよ?女の子に手出すなんて、
よくないよね?東卍に泥を塗る行為だよね?
ねぇ??千冬 。」
「俺はやってないッ 、」
「でもさ 、女の子を突き飛ばして 、カッターを向けるなんて 、そんなことしていいと思ってる?
どんなことされても女の子にそんなことしていいの ?」
「俺はッ 、、違ッ 、なぁ違うってッ!!」
「やったのは事実だよね??」
「ッ 、違ッ 、違うッ 、ぅ 、ごめんなさッ 、違ッ 、
聞いてッ 、聞いてくれッ 、違ッ 、ぅ 、ぐすッ 、違ぁッ」
恐怖や 、罪悪感 、薬の効き目が切れ 、
涙を抑えることは出来ず 、ただ 、誤解を訴えることしか出来なかった 。
「泣かないでよ。千冬 。泣いても無駄だよ?
ねぇ?このことマイキーくんにバレたら 、いや、
東卍にバレたらまずいんじゃない ??笑」
不気味な笑顔を見せ彼はニヤリと歯を見せた 。
「お願ッ 、お願いッ 、い 、言わないでッ 、
ごめんなさッ 、俺そんなつもりじゃッ 、ごめッ 、」
「千冬さぁ?昔よりも弱くなっちゃったね ?笑」
俺の首をするっと触り 、顎を俺の目線に合わせるように向けた 。
「武道 、?」片手で俺の腕両方を抑えることがこいつに出来たか?
こいつ 、こんなに力強くなかったはず
あれ 、こいつ、目の色こんな色だっけ 、
紫っぽいグレーのような 、色じゃなかったはず 、
それに 、こんなに身長なかったはず 、
この匂いって 、、、
「どうした?千冬 。なんでそんな」
「アンタ 、誰 、武道じゃないよな?」
俺は勢いよく腕を振り解き彼の急所を蹴り飛ばした 。
彼は痛みもがいている 。
「テメェッッ 、よくもッ 、、」
「……武道の面取れや 。なぁ 。」
彼の頭に足を乗せて 、ぐりぐりと踏み潰した 。
「やめろよッッ !!!!」
彼は俺に殴り込み 、
俺を突き落とした _________ 。
「あれ 、?」
「 今日 、雨だったっけ 、」
彼を見れば 、殺すつもりがなかったことだけは分かった 。
「 なんで、 ?」
「 よっと 、」
落ちかけている時に手を掴んでくれたのは八戒だった 。
「う゛ッッ」重力の重さが肩に来て腕が取れるかと思った 。
「八戒ッ 、」俺は何とか引き上げられ 、生き延びたが 、腕への負担が大きく 、
骨折してしまったようだ 。
深夜2時 _______ 。
どんゞと窓を叩く音が聞こえてきた 。
「ん 、うるせ 、、なんだよ 、、」
そちらの方に目線を向けると 、誰か立っていた 。
「起きてるんでしょ 、、?ねぇ 、、」
誰かが俺に話しかけている ?
「ねぇ 、いるんでしょ?いるよね゛ぇ゛??
知ってるから !!!いるよね゛ぇ゛!!」
この声って 、゛桃華 ゛ … ?
「死んだんじゃ 、、」
「こっちに来てぇ 、?千冬くん 、??
ね゛ぇ゛ 、許さない゛から゛ 、」
「千冬く゛ん゛ !!!いるよね゛ぇ゛ぇ゛ !!
返事してよ゛ぉ゛ぉ゛ !!!」
冷や汗と震えが止らない 、目も冷めてしまった 。
「な 、んで 、、ここ2階だろ 、?
なんで窓から ッ 、?」
窓以外からも音が鳴り響いた 、
2箇所 、?と思い 、震える足でその音の原因の方に向かうと 、玄関を叩く音だ 。
「ひッ 、」そっと除くと50代くらいのおっさんが叩いている 。これは 、、生きてる 、
「な 、んで、、ッ 、誰 、誰かッ 、誰かッ 、、!!」
すぐさま手に取ったのは携帯だった 。
親はかえってこない 。入院しているから 。
過労死しかけたんだ 。だから 、、
「ば 、場地 、場地さん 、、」
いいの?そんなことして 。
迷惑かけちゃうでしょ?
追い詰めるように 、囁いた 。
「ぅッ 、ぁ゛あ゛ッ 、」
「千冬 ?」そんな声が聞こえて 、後ろを振り返った 。見覚えのある人 、黒い髪の毛 、狼のような目、
場地さん 。
「場地さ ッ、?場地さん 、場地さッ 、場地さんッ 、
場地さん 、場地さぁッッ 、場地さんッ 、」
彼の方に向かい 、抱きしめた 。
な ん で 俺 の 部 屋 に い る の ¿¿
コメント
8件
花垣さんどうされました??:( ;´꒳`;):
八戒ありがとう😭タケミッチ?どうしたの?場地さん?千冬好き過ぎて合鍵作っちゃった??