「ちょっと手伝って~笑っ」
奈緒~恵美~
呼ばれた私達、
松下恵美、吉永奈緒、
「先輩~」
しばらくね奈緒、恵美さん~笑っ
吉永奈緒の姉の静穂がお腹大きくなってた。
キャリーバッグ、
あなた早くぅ~笑っ
田中龍宇一が静穂の旦那様、
眼鏡をかけてた。
ただいま~
「あら静穂早かったわね」
「お母さん、紹介するわ田中龍宇一私のこの子のお父さんになるわよ!」
「え?…今何て言ったの?…」
「赤ちゃんが出来たのよ笑っ」
「おめでとう~笑っ静穂」
「お父さんいつ帰ってくるの?」
「明日だわよ」
「フライト便だからね」
何処まで言ってるの?
アメリカから経由便よ
北海道に帰れるって喜んでたわ。
そうなの。
「龍宇一さんあなたそれ広げないでよ!」
「お母さん達の土産物入ってるって…怒鳴るなよ子供に悪いから」
「ごめん…」
私帰ります。
恵美さんいたら、
ケーキ買ってきたら。
でもおば様、
恵美ちゃん未だ結婚しないの、
口を尖らせてた奈緒が
「姉さん私に声かけてくれないんだね」
「何拗ねてるのよ笑っ」
あなたにバック
「わあグッチのバックだありがとう~笑っ姉さん愛してるぅ~笑っ」
「アホな娘よね恵美ちゃんが笑ってるわよ」
「愛してるって言葉誰にでも言う事じゃないからね優柔不断に感じるよ」
「また恵美始まったクソ真面目何だから…」
「いただきます笑っ」
「何処のケーキ?…」
「きのとやのケーキだよ」
「あ、バームクーヘン美味しいとこだね恵美」
「そうなのよ」
バックから携帯電話が鳴った
はい…
〃モシモシ?…松下恵美の携帯ですか?〃
はいそうですよ
〃早く出ろ!〃
〃何するって〃
兄からだ、
恵美か?…陽生だ
「兄さん~笑っしばらくね」
〃今何処だ?〃
「吉永奈緒の所よ」
〃恵美帰ってらっしゃい〃
お母さんの声が聞こえてた…
顔が緩んだ。
奈緒が見て笑ってた。
誰なの?…
兄さんが帰ってきてるから
〃恵美…?…〃
携帯電話を切ってた。
「そうなの鍋料理用意してたのに…」
「おば様すみませんごちそうさまでした」
「モンブラン半分残してるよ!」
ちょっと奈緒送ったら、
「結構ですよ私車がありますので」
ごめん…恵美
「良いのよ私も兄が帰ってきてるから」
叉ね手をあげてた奈緒
軽車に乗り込み、
ハンドルを切ってた右折した。
道のりでここから10分足らずの実家に
楽しみにしてる
陽生?…恵美さんってどんな子だ。
「おとなしい恵美だよ」
次男坊の朋樹がビールを運んでた。
「神保さん飲むよね」
「コーラくれる?…俺下戸だよ」
お父さんに手を併せてた兄がいた。
ベランダから見てた。
「お兄ちゃん笑っ」
「わあ恵美…びっくりしたなぁ」
恵美どこから覗いてた?
「今着いたのよ」
「恵美さん何処だ?」
顔…
へ?陽生の妹…
「神保さん…何兄と知り合いでしたか…」
同じ病院の先生になってた神保稜弥、
高校卒業間近に盲腸で入院してた私
大学病院の先生になってた
7歳上の神保稜弥31歳
29歳の兄と私は5歳違い、20歳の弟の朋樹は大学生