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#シングルマザー
水羽凛
1,182
緋薔薇ちゃん、お料理上手になったわね。
お姉さん嬉しいな。
なんだか、久しぶりに顔見たな。
夜華
「緋薔薇ちゃん。話ていいかしら?」
緋薔薇
「おぅ。」
夜華
「私ね。喧嘩した日以来
ずっとずうと考えていたの。」
緋薔薇
「夜華、お前は私を利用した。
そう言ったよな。何を知ってんだよ。」
夜華
「貴女と出会って理解したの。最初はただ
揶揄ってみようって剣闘士に緋薔薇ちゃんが
選ばれたから。私は逃げた。」
緋薔薇ちゃん。
貴女はね。きちんと最後まで追いかけてくれた。
____夜華待て。
貴女はまっすぐな瞳で私を見た
____お前を殺す。
私は分かった。
百合花は緋薔薇ちゃんのママって
貴女は殺し慣れていない
私が緋薔薇ちゃんを殺すのは違う
せめて、
想い人になれば3年猶予が出来て
緋薔薇ちゃんは決意する時間がある。
あの笑顔、あの声量
あの眼差し、あの面影。
全て一致するの
百合花を殺す直前
「まっすぐ過ぎる私の娘がいるの。ひば…」
これが最期の遺言だったの。
どんな神の悪戯かな
残酷な事よ
数年経て
私、夜華と緋薔薇ちゃんは
お互い剣闘士になって殺し合いを課された
緋薔薇
「お前だったのか。」
夜華
「えぇ、紛れもない事実よ」
緋薔薇
「かぁちゃんは……既に…….」
夜華
「だから、私を殺し__」
緋薔薇
「うるせんだよ!夜華!
お前は直ぐ自分で決める。人の気持ちなんて
考えない!なら、私は?私の意思は?」
夜華
「えぇ、ごめんなさい」
緋薔薇
「私が決める。仕方ないだろ
寂しいよ!本当はさ、世界で1人のかあちゃん」
……..
緋薔薇
「ちっこい癖に力は強くて逞しくて優しくて」
____大好きだったんだよ
夜華
「私が償う。」
緋薔薇
「それいらねぇよ。償うとかさ
お前は私の想い人だろ?夜華が剣闘士を作ったのか?違うだろ?」
夜華
「…それは違う」
緋薔薇
「だろ?ならさ、責任1人で背負うなよ
吐けよ。私はどんな夜華でも愛してる。」
…….
緋薔薇
「私の人生を私抜きで決めんじゃねぇよ」
最初は本当に揶揄ってた
あの教会で貴女の純粋な殺意が
初々しくて
でも
緋薔薇ちゃんが夜明かりに照らされた
お顔が可愛くて
そこで分かったの
百合花の娘は貴女だったわ。
同時に罪悪感と愛おしさが
ぐちゃぐちゃになったの。
緋薔薇
「だからよ。
夜華、お前の過去全ては分かんねぇ
だけど、利用したら黒衣が粛清にくる。
来てないのが答えなんじゃあねぇのか?」
やっぱり
緋薔薇ちゃんわかってたのね。
夜華
「そうよ。最初は利用した認めるわ
私は緋薔薇ちゃんを愛してしまったの。」
緋薔薇
「最初から言えよ。はじぃんだよ」
夜華
「先日は強く当たってしまった事。
本当にごめんなさい。」
緋薔薇
「いや、私も取り乱した。すまなかった。」
だめだ、夜華。
泣くな。
本当に涙腺が脆くなったな。
私は年上なんだ___
ふわりと緋薔薇ちゃんがかぶさった。
ふふふ
暖かいね。
夜華
「甘えたさん?」
緋薔薇
「っせーよ。
ぎゅーさせとけ。寂しかったんだ!」
私の肩が濡れている
緋薔薇ちゃんが震えているのは
気づかない。
きっと
私の汗だ。
今はそう思っていよう。
私は本当に自然に
緋薔薇ちゃんの背中をさすっていた。
緋薔薇
「…….」
お互い首を肩に乗せた。
緋薔薇ちゃんが私の上に乗ってる。
私は結局、緩むだけで泣けなかった
緋薔薇ちゃんの存在は大きいけど
やっぱり女の子よね。
まだ身長は小さいけど、、、
ふと
気づいてしまった。
夜華
「緋薔薇ちゃんさ。身長伸びたよね?」
緋薔薇
「へへ。おまえよ。今、言うか?
私の顔面最悪なんだけど〜。」
夜華
「いいの。まだぎゅーしとこ?」
改めて思ったわ。
私の汚い部分はきっと
緋薔薇ちゃんは赦してくれると思うの。
一度、
辱めを受けた私を受け入れてくれた。
許し難い事実を伝え受け入れてくれた。
緋薔薇ちゃん
貴女はどこに感情をぶつけるの?
火を放置したヤカンと同じ
グツグツ煮えた感情を抱えたまま
受け入れたら。
いつか、
ピーーと警告を鳴らし
溢れ出すと思う。
ふぅ。
そんなこんな考えてたら
15分経ってしまったわ。
夜華
「落ちついたかしら?」
緋薔薇
「全然。夜華いい匂いだから落ちつく」
柔軟剤かな?
いや、香水かしら?
緋薔薇
「夜華の身体がいい匂い?」
ん?あら?
なんか流れがおかしいかな?
緋薔薇ちゃん
目が蕩けてないっ?!
緋薔薇
「ヤらせろー!」
ちょっ待って待って!
____バタン!
押し倒さたわ。
じゃなくて!
嬉しいけど。そうじゃなくて!!
夜華
「ストップ!!!」
緋薔薇
「なんでだよ
想い人が想い人(自主規制音)
して悪いのか!散々私を放置した癖に」
ノンデリ発言よ!それ!
夜華
「ムードがあるでしょ?ね?」
緋薔薇
「…そうか。」
単純で助かったわ。
緋薔薇ちゃん、
考えが若すぎるわよ。
緋薔薇
「なら、無視もうすんなよ!!」
夜華
「えぇ。絶対しないわ」
緋薔薇
「なら、約束げんまん」
久しぶりね。
_______指切った!
緋薔薇ちゃん
……愛してるわよ。
コメント
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みぅだよ🤍🥀 第22話、読み終わったよ…。 もうね、緋薔薇ちゃんの「大好きだったんだよ」ってセリフが刺さりすぎて、胸がギューッてなった。ずっとカッコつけてた子が、最後に素直に寂しいって言えたのが本当に尊い……。 そしてラストの「ヤらせろー!」は予想外すぎて思わず笑ったけどw でもその直後もちゃんと「無視すんな」って言える緋薔薇ちゃん、本当に純粋で愛おしいね。 夜華の「愛してるわよ」で終わる余韻が、すごく優しかった。やっと通じ合えたんだね…。