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私は気づいた。
夫を愛していたのは、私だけ。
「興味がないのは捨てる」
それが夫の口癖だった。
私は顔を赤くしながら家を出る準備をした。
そして離婚届を出そうと呼び出して、夫を椅子に座らせた。
「だいじな話があるの」
そう言って、離婚届を机にたたき出した。
夫は驚いた表情で
「な、なあ嘘だろ?俺浮気相手には、振られたし、もう頼る相手がお前しかいねえんだ。どうかそれだけは辞めてくれ」
震えた声で私にすがってきた。
私は
「裏切り者とは住みたくないの」
とキャリーケースを外に出そうとした時、夫が口を開いて言ってきた。
「もし、お前が俺から逃げるなら、お前の職業をバラすぞ!世間にな!」
私は動揺した。
「それだけは言わない約束じゃない」
私は不思議な声で言った。
すると夫は、にったりとした笑顔で
「お前さんの態度によっては言わないかもな。俺の愛は本当なんだ。最後のチャンスをくれよ」
と言っていた。
弱みを握られていてはしょうがないと思い、私は、いつの間にか自分の家に足を運んでいた。
家に、入ると、ぐちゃぐちゃにされた離婚届が机の上にあった。
もう私は、ここから出られないんだと悟った。
すると、夫は、嬉しそうな表情で、
「そうだよな。あんなお前の職業じゃ、死刑だもんな。殺し屋の殺人鬼」
そう、私は、今でも働く、殺し屋をやっていた。そんなことを世間に知られたら、私は今よりも、残酷な毎日を送るだろう。