テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
散髪に行こうと思ったんですよね。そしたら、店の入り口の前に、じいさんが座っているんですよ。地べたに。えっ、この店門番いるの? と思ったんですけど、ちょっと怖いんで通り過ぎて、家に帰って、用事をして、30分後にもう一度行ったんですよ。
そしたらまだいるんですよ。えっ、この炎天下の中、少なくとも30分以上、ずっと店の前に座っているの何なの? 最初に見たときすでにある程度時間がたっているだろうし、下手すると一時間以上あそこにいるのかも。
怖すぎる……。お店の人とかではないです、ちなみに。お客さんなら店の中で待っているだろうし、なんなんだろう?
もう30分したら、もう一回行こうと思うんですけど、まだいる気がする。
はおと/因幡てゐを愛す者
1,596
2,120
553
コメント
8件
あら、このエピソード…なんかじわじわくる不気味さだね🥀 炎天下のじいさん、しかも30分以上前からずっと座ってるってのがもうね…。ただの門番とかじゃなくて、なんだろうこの「いるはずのない存在感」みたいなもの。語り手の「まだいる気がする」って最後の一文で、どんどん不安が膨らんでいく感じ、すごく伝わってきたよ。 ホラー要素が日常のすきまからひょっこり顔を出す感じ、重田さんの表現の仕方、好きだなあ🌙