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『部屋の中で…』
黒いドレスの女「諦めなさい。また、
どこかに落ちているわよ。」・黒い犬に
言った
「ピンポーン。」
語り手「呼び鈴が鳴った。」
黒いドレスの女「あら、誰かしら?」・
音のした方を見た
「ガチャ。」
語り手「黒いドレスの女は、玄関の扉を
開けた。」
ユウキ「お久しぶりです。」・
そういって、黒いドレスの女に、
あいさつをした
黒いドレスの女「あら、ユウキじゃない
(喜)。相変わらず無愛想ね(笑)。
」・ユウキを見て言った
セレン「知り合いなの?」・ユウキを
見た
ユウキ「この方は、マッタリ国の
騎士団長の娘さんで、ヒミコさんと
いいます(本名は、森村・陽美子)。
」・セレンたちにヒミコを紹介した
これ↓
ヒミコ「かわいい子たちね(喜)。
お名前は?」・セレンとブラウンに
言った
セレン「鈴木セレン。」・ヒミコに
答えた
ブラウン「ブラウン・ストーン…。」・
うつむきながら小声で言った
語り手「マッタリ国は、親の姓を
どちらか選べるのだ。」
ヒミコ「もしかして、防衛大臣の、
お孫さん?」・セレンに、たずねた
セレン「うん。」・うなずいた
ヒミコ「やっぱり、写真を
見せられたことがあったから、
そうじゃないかと思ったのよ(嬉)。」
セレン「写真といえばコレ。
コッソリ地方の湖に落ちてた。」・
写真(ヒミコのブロマイド)をヒミコに
見せた
ヒミコ「バウロ!これ、あなたのじゃ
ない?」・写真を手に、うしろを向いた
バウロ「何がじゃ?」・黒い犬が
部屋から顔を出した
こういう犬↓
セレン「ブラウン。あれが、お兄さん?
」・ブラウンに訊いた
ブラウン「全く違う。」・首を横に
振った
バウロ「あっ!?ワシの、お気に入りの
写真!」・写真を見て、ヒミコの前に
来た
ヒミコ「はい。」・バウロに写真を
渡した
バウロ「はぁ、幸せ…。」・写真を
愛(め)でている
セレン「ヘンタイ。」・ど直球に言った
ブラウン「ちょ…、セレンさん…。」
語り手「ブラウンは、ひどく慌てた。」
ヒミコ「いいのよ。写真があれば、
おとなしいから。」・ブラウンに言った
ユウキ「ところで、その犬との関係は?
」・バウロのことをヒミコに訊いた
ヒミコ「空から落ちてきたのよ。
なんでも、1万年前の別の惑星から
来たとか。まぁ、喋ることには
おどろいたけど、居候ってところね。
」・ユウキに言いつつ、バウロを見た
ユウキ「なるほど。」・腕を組んだ
ヒミコ「それで、私に何か用かしら?
」・ユウキを見た
ユウキ「れお助さんをご存じないかと
思いまして。」・ヒミコに答えた
ヒミコ「それだったら、このバウロが
執着してたわよ。あんたから話して
あげなさい。」・バウロに言った
バウロ「う、うむ。それはな。ワシの
方が賢いのに、すごい発明を
作るからじゃ。いつか見返してやろうと
、こっそり見張っていたら…。」・
写真をしまって語り始めた
セレンの声「ストーカーじゃん。」
バウロ「とつぜん爆発して、弟と一緒に
どこかへ飛ばされたのじゃ。ワシも
あとを追って、なんとか、ここまで
来たんじゃが、ヤツは見つからず…。」
セレン「ブラウン。警察に通報しようよ
。」・ブラウンを見た
ブラウン「はは…(苦笑)。」
バウロ「DNAを探知する器具を
作ってみたものの、ヤツの発明品が
手に入っただけ。しかも、その帰りに
落とす始末。あぁ、情けない(泣)。」
ヒミコ「何を言っているのよ。その
発明品は、私が探してあげたんじゃない
(呆)」・バウロを見ながら言った
バウロ「ヒミ(ヒミコ)は、オヤジに
頼み込んだだけでは?」・ヒミコを見た
ヒミコ「はあ?」・バウロを威圧した
バウロ「ごめんなさい…。」・謝った
セレン「ふ〜ん。逆らえないんだ。」
ユウキ「実をいうと、バウロさんの
探している犬の弟さんが、ここに居ます
。」・ブラウンを指した
セレン「ほい。」・ピンク色の石の
ボタンを押した
「ポン!」
ぷー太郎「・・・・・。」
語り手「ブラウンは犬の姿に戻った。」
ヒミコ「あら。ますます、かわいく
なったじゃない(嬉)。」・ぷー太郎の
頭をなでた
セレン「犬の姿の時は、ぷー太郎って
いうんだよ。」・ヒミコに言った
バウロ「ふん。弟なんぞに
キョウミないわい。」・前足を組んで、
そっぽを向いた
セレン「この発明品にもキョウミない?
」・ピンク色の石をバウロに見せた
バウロ「あっ!?それは、ワシが
落としたヤツ!返せ!!」・セレンの
足元で飛び跳ねた
ヒミコ「はいはい。みっともないわよ。
」・バウロの首ねっこをつかんで
持ち上げた
バウロ「くそ。解析して、もっと、
すごい発明品を作ろうと思ったのに…。
」・くやしい
ぷー太郎「せこい…。」・バウロを
見ながら、ボソッと言った
ヒミコ「そうだわ!ぷー太郎と
いったわね。私と連絡をとり合わない?
」・バウロをおろして、ぷー太郎に
訊いた
ぷー太郎「いいけど…。」・ヒミコに
答えた
ヒミコ「よかった。お兄さんが
見つかれば知らせてあげられるし、
何より、あなたに会えるから(嬉)。
」・再び、ぷー太郎の頭をなでた
バウロ「そうだ!!弟を人質に
とれば良かったんじゃ!これでアイツを
…。」・ぷー太郎に裁縫用の針を向けた
ユウキ「秘技!悪業封殺!」・バウロの
頭に風船をとりつけた
バウロ「にゃ〜んダホ。」・
おすわりして、猫のように鳴いた
「シュン!」
語り手「バウロは、消え去った。」
ユウキ「悪さを封じた上で、どこかへ
飛ばしました。」・ぷー太郎たちを見た
ぷー太郎「あの風船は、いったい…。
」・考えている
セレン「これ。ぷー太郎の連絡先。」・
紙をヒミコに渡した
ヒミコ「ありがと。それと、ユウキ。
私も、バウロのところに飛ばして
くれないかしら。」・ユウキを見た
ユウキ「構いませんが…。」・疑問に
思いつつ、返事をした
ヒミコ「あぁ、見えて、けっこう
使えるのよ。指示すれば、なんでも、
やってくれるし(笑顔)。」・バウロの
ことを言った
ユウキ「と、いうことなので、私は、
この方(ヒミコ)を送り届けます。
あなた方には駕籠を用意するので、
それに乗って、お帰りください。」・
電話を出して、ぷー太郎たちを見た
セレン「また、会える?」・ユウキに
訊いた
ユウキ「えぇ。師匠の気まぐれですが。
」・セレンに答えた
ぷー太郎「?」
『研究所の通路で…』
ぷー太郎「ぼくは、1万年前の別の
惑星から来たのか…。」・考えながら
歩いている
セレン「なんで、言葉が通じるんだろ…
。」・ぷー太郎の、うしろを歩きながら
言った
語り手「作者が、日本語しか
使えないからである。」
『所長室で…』
女性「セレンは、どこ!!」・憤怒の
形相で、クロムを見ている
クロム「あの、えと…。気づいたら
居なくて…。」・床に正座して、髪の
長い女性に答えた
語り手「この女性は、鈴木・鏡子(
以後、キョウコ)。すっぴん、にも、
かかわらず、肌のテカリ率が、とても
高いのだ。」
これ↓
セレン「あっ、ママ。」・所長室に
入った
ぷー太郎「セレンさんのママか…。」・
全身が、微(かす)かに光るキョウコを
見ている
セレン「そうだ!パパ。おつとめ、
ご苦労さま。」・クロムのところまで
来て言った
ぷー太郎「それ。今、言うことじゃ…。
」・ セレンに右前足を伸ばした
キョウコ「セレン!?無事だったのね!
」・涙目でセレンを抱きしめた
セレン「ママ。どうしたの?」・
わめくキョウコを見て言った
キョウコ「あなたが、研究所から
居なくなったと聞いて駆けつけたんです
。ワープ装置の記録からヒッソリ地方へ
向かったのは分かっていたのですが…。
」・ 両手で顔をおおって泣いた
セレン「ぷー太郎のあとを
追ったんだよ。」
キヨウコ「そう思って、ナリトシさんに
護衛を頼んだのです(泣)。」
セレン「それで、ユウキが来たのか。」
ぷー太郎「へっ(驚)!?」
キョウコ「ユウキさんから、ちくいち
報告を受けていました。」・ハンカチで
涙をぬぐった
ぷー太郎「はっ(驚)!?」
キョウコ「セレン。あなたには、まだ
ハリセンは早いと思います。それと、
魔物を叩く時は慎重に。」・セレンを
見ながら、その肩に両手を置いた
セレン「わかった。」
ぷー太郎「・・・・・。」・
おどろいたまま固まっている
クロム「・・・・・。」・こちらは、
正座をしたまま固まっている
語り手「クロムは、ムダに叱られていた
(笑)。」