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可愛いかよ...
練習中にて。
なんだか調子が出ない。
ゴシキ「白布さん!どうしたんですか?今日
全然合わないです…」
五色のバカが話しかけてくる。
シラブ「うるせぇ」
ゴシキ「え!なんでですかあぁ」
五色に言われるほどにいつもの調子が出ない。
最近まともにあいつと話せない。
たぶんそれでだ。
監督と話をしていた時から美樹が本当は俺の事どう思ってるのか気になって仕方がない
決勝に出てから群がってくる女どもが鬱陶しくて話ができない
それに俺をよく思ってない奴らもいてどうしても悪い言葉ばかりが頭に浮かぶようになった
あいつは…どう思ってるんだろう
試合に俺は出るべきだったのか?
なぜ選ばれた?
なんで瀬見さんじゃなくて俺なんだ?
わからない。
わからなくて…美樹と話すのが怖くなった。
今までどうやって話していただろう
今までどうやって接していたかでさえも…
サトリ「けんじろ〜?大丈夫?」
天童さんが俺の肩を組んで言う。
シラブ「大、丈夫です…」
天童さんの顔でさえ見れなかった。
サトリ「美樹チャンと最近ドウ?」
なんだよ…一体…
シラブ「別に普通ですよ」
サトリ「美樹チャン、悩んでたよ」
…
シラブ「はい?」
サトリ「色々聞いちゃった☆
だから…2人でちゃんと話しなよ?」
そう言って俺の顔を覗き込む。
…色々って、、
何を話したんだろう、、?
俺、、、
振られるのか、、、?
天童さんは行ってしまった。
一体何が言いたかったんだあの人は。
いつも分かんねぇ
はぁと溜息をつきながら水分補給をしていると
ワカトシ「白布」
牛島さんに呼ばれた!
牛島さんどうしたんだろう!!!!
なんの話だろう!!落ち着け俺!!!
俺の横に立つ牛島さん。
なんだろうなんだろう。
と牛島さんが口を開いた。
ワカトシ「お前は無慈悲にも俺を使うことができるか?」
と言った。
シラブ「はい…?どういう意味ですか?」
率直に。
どういう意味か意味がわからなくて…
ワカトシ「そのままの意味だ」
シラブ「…そのまま?」
ワカトシ「お前は優秀なセッターだ。
そのままでいい」
牛島さんに優秀なセッターだなんて…そんな言葉、、、
シラブ「…」
ワカトシ「だから約束だ、白布
どんな時でも俺を使ってくれ」
シラブ「嬉しすぎます牛島さん!!!」
ワカトシ「ん?」
あ、やべ心の声を口に出してしまった。