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4 - 作る話

2022年01月02日

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とある日のこと。


街の中を散歩していると、1枚の張り紙が目に入った。


[新たな魔法道具 セール中!20%オフ]


用紙いっぱいに大きな文字で書かれたその内容は、俺の興味を引くには充分だった。


張り紙にはその魔法道具の絵も描かれていて、その下には名前も記載されていた。


______________アメラルタイト。


今までにない斬新な見た目と、初めて聞くその名前に、よりいっそう興味が湧いてきた。


ここを逃したらもう買えなくなるかもしれない、と思い、その魔法道具を買いに行ってみることにした。


△▼△▼△▼△▼△▼


きっと繁盛しているだろう。


そう思っていたが、予想に反して、その店には人がほとんど居なかった。


店主曰く、この魔法道具は限られた人しか使えないのだが、これを使えなかったある冒険家が、不良品というデマを流した…らしい。


誰かが買いに来た時はお試ししてから売ること、という、開発者からのお達しが来ているらしいので、俺も試させてもらうことにした。


△▼△▼△▼△▼△▼


この魔法道具は、身につけているときに、スキルのMP消費が半減し、効果が2倍になるというものだった。


なんと、俺はそれが使えたの…ん?


…まぁいいや。


もちろん、俺はその魔法道具を使うことは出来なかった。


MPの減りは通常、攻撃力もいつもと変わらない。


「使うことのできる人の方が少ないですから、気を落とさないでください。」


店主はそう言う。


選ばれし者になれるかも!!


…と、少し期待はしていたが、生まれは平凡だし、できないだろうなと思っていた。


今回は仕方がないということで…おい!!


1回見逃してんだからもう入ってくんなよ!


………俺は自分で物語を作る。


もう入ってこないでくれ。




僕は今日も、太陽の暖かい光を浴びながら、草の上に寝転がり、どこまでもどこまでも青い空を見ていた。


ここは森の一角の、唯一光が当たる場所。


ここは僕のお気に入りの場所で、心が休まる…あ…。


あの…ごめんなさい、解釈違いで……。


お気に入りの場所ではあるんですけど…その、心休まる場所では…。


えと、素敵な文章なんですけど…僕はそういうのはちょっと似合わないので…。


他の人のところに行ってもらえると助かります…。




…僕に場所はないのだろうか。 

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