ふと意識が上昇して目を覚ますと、肘で頭を支えてこちらを向いた蓮さんと目が合った
「ふふ、気がついた?」
「……ん、れんさん…」
身体はすっかりキレイにされて、蓮さんのものであろう服を着せられている
頭を撫でてくれる大きな手が気持ちいい
「すっごく可愛いかったよ、翔太くん……ごちそうさまでした、ふふ」
「……あ、」
妖艶に笑う蓮さんから目が離せない
「気持ち良かったでしょ?」
「…………は、い……」
「初めてなのにね、翔太くん才能あるよ」
「………や、そんな……」
「ふふ、また遊びにおいでね」
「……………っ!」
その誘いに恥ずかしくなって、思わず俯いて蓮さんの胸に顔を埋めると、くいっと指で顎を上げられて、ちゅっとリップ音を響かせてキスをされる
「約束、ね?」
「っ!…………はい」
黒い瞳に見つめられて、蓮さんの魅力に堕ちてしまったことを自覚しながら、俺は弱々しく返事をした
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