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志乃
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夜の名探偵は消えた
3話 実験体No.5
千ト⋮殺す…?
右手⋮っ、お願い、千ト下がって!!
ドンッ
左手⋮千ト!?
右手⋮大丈夫ですか 千ト?
千ト⋮右手君?
右手⋮ずいぶん魘されてましたけど…
千ト⋮(良かったぁ 夢かぁ)
千ト⋮あ、そういえば事件は?
千ト⋮はやく解決しよ!
…
冷たい風が、屋敷の廊下を通り抜ける。
ギィ……
古い床が軋む音だけが静かに響いていた。
蓮⋮「……静かですね」
千ト⋮「…………」
千トは無言のまま、
屋敷の奥を見つめていた。
頭の奥がズキズキと痛む。
まるで、この場所を知っているような感覚。
千ト⋮(まただ……)
蓮⋮「千トさん?」
千ト⋮「え……?」
蓮⋮「顔色悪いですよ…?」
千ト⋮「だ、大丈夫……」
そう言いながら歩き出した瞬間。
ピチャッ
千ト⋮「……?」
床に、小さな水滴が落ちていた。
赤黒い液体。
蓮がしゃがみ込み、それに触れる。
蓮⋮「……血?」
その跡は、
屋上へ続く階段まで続いていた。
蓮⋮「行きましょう。」
二人はゆっくりと階段を上がる。
ギィ……
ギィ……
ギィ……
不気味な音が、
静かな屋敷に響く。
そして屋上へ辿り着いた時。
蓮⋮「……おかしい」
千ト⋮「え?」
蓮が床を指差す。
そこには、
誰かを引きずったような跡が残っていた。
だが──
千ト⋮「足跡が……一つしかない……?」
蓮⋮「普通じゃないですね」
もし恋華を運んだなら、
最低でも二人分の足跡があるはず。
なのに残っているのは、
裸足の跡だけ。
千ト⋮(なんだよ……これ……)
その瞬間。
ズキッ
千ト⋮「ッ……!」
突然、
頭に激痛が走る。
千トの脳裏に、
知らない景色が映った。
暗い廊下。
赤い雨。
誰かの泣き声。
???⋮『逃げて……!』
千ト⋮「はぁっ……!」
蓮⋮「千トさん!!」
千トがその場に膝をつく。
千ト⋮「今……誰かの声が……」
その時だった。
ドンッ
二階から大きな物音が響く。
蓮⋮「……誰かいる」
二人は急いで階段を駆け下りる。
長い廊下。
暗い角。
そして──
そこに、
黒い人影が立っていた。
千ト⋮「……誰……」
人影は何も答えない。
蓮⋮「おい!!待て!!」
人影は走り出す。
二人も追いかける。
だが、
角を曲がった瞬間。
誰もいなかった。
千ト⋮「消えた……?」
静まり返る廊下。
そして壁には、
赤い文字が残されていた。
『次はお前だ』
千ト⋮「……ッ」
その文字を見た瞬間。
また記憶が流れ込む。
雨の夜。
倒れている誰か。
血に染まった手。
聞いたことのある女性の声。
そして、低い声が聞こえた。
???⋮『実験体No.3と5。あいつらを消す。』
千ト⋮「……実験体No.3と5……?」
蓮⋮「千トさん……実験体No.5のこと、何か知っているんですか?」
千ト⋮「知らない……
でも……」
千トは震える手を握りしめる。
千ト⋮「この事件……
僕は前にも見た気がする」
その瞬間。
ギィ……
ギィ……
誰もいないはずの奥の部屋の扉が、
ゆっくりと開いた。
そして部屋の奥から、
“カタン”
何かが落ちる音がした。
蓮⋮「……誰かいる」
千ト⋮「……っ」
暗闇の中で、
白い“目”だけがこち枚らを見ていた。
できればこの作品を宣伝して欲しいです!
そして昨日出せなくてごめんなさい!
次回↪♡30
コメント
11件
めっちゃ気になる✨️
めちゃくちゃ続きが気になります!
すっげー