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犬神様とそのお嫁

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犬神様とそのお嫁

1 - ー1日目ー朝食に

♥

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2023年06月14日

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注意

凪玲です。

序盤はそんなイチャついてない。

しっかりバドエンです。安心してください、あらすじを信用しないでください

以上が大丈夫な神様のみどうぞ

ーーーーーーーー

ある日突然父親に呼び出された。

この村には、ある掟が存在する。

小さな小さな村はずれの小屋に暮らしているらしい犬神様の世話係を村の村長の跡継ぎにやらせるというもの。その犬神様の世話をすることによって犬神様に大きな加護を貰い村の存続を願うのだ。で、そんな俺は村長の跡継ぎ。つまり世話係とやらをやらせる為に呼び出されたのだ。

呼び出され言われた内容はまぁ予想通り世話係について。世話と言っても簡単なもので飯を運びに行く簡単な作業、正直拍子抜けだ。そんなことしただけでひょいひょい加護をあげるんだな、神様って。

明日から世話開始だそうだ、道のりなどは記憶したから大丈夫だろう。おやすみなさい。

〜1日目、朝食〜

まずは朝食を運びに行く、そのためにまだ完全に日が登ってない時に起きるのがこれまたキツイ。んで、家で俺の分の朝食を食う。そうしたら犬神の飯を作って例の小屋に運びに行く。

小屋は村はずれだから家まで距離が遠く道のりも険しい、それに昔1度だけ見た事があるが小屋は物置小屋のようでとても神様が住まうには似合わない。もっと神様なら村の中心にそれっぽい綺麗な建物建てないのか?小屋に着くと少し砂の乗っかっている扉の取ってに触れ木材で出来、厳重に閉ざされた戸を開ける。

扉を開けるとまず目に付くのは扉の真正面にある木でできた牢だ。牢はこの狭い小屋の半分を締めていて、これまた厳重な扉しか入口がない。それに中は外界とこちらを遮断するように真っ黒で中の様子は入って確認するしか無い。

「朝食渡すにはここ入るしかないよな….」

正直中の見えない暗闇に飛び込むのは少し怖い、が朝食を運ばなきゃいけないのは変わらないし、運ばなかったら親になんて言われるか分からない。

すぅーはぁーと深呼吸をして、部屋の角にある蝋燭を灯し片手に持って牢の中に入る。辺りを見渡すと部屋の角に動く物があり布の擦れる音が僅かに聞こえる。

やばくないか…?あれが犬神?

影のシルエット的には丸くなっててサイズがデカい…所々角張っているのを見ると衣服を着ているようだ。服を着ているなら取り敢えずは人…なのか?でも犬神は?

冷や汗を流しながら突っ立っているとあのシルエットがこちらに向かって来る。

それは紺色の着物を着ていて、髪は真っ白、目は底の見えない黒で眠たげ目付きだ。そして1番目を引かれるのは髪と同じ真っ白で大きな尾と耳が生えている。これが犬神と見て良いだろう。

犬神は先程までこちらを映す瞳を真下に運び朝食を見つめる、恐らく食べたいのだろう。それが分かった途端謎の緊張が解け地面に朝食を置く。すると犬神は「出て行って」と言って欲しそうにこちらをじとっと見る。食事を取る姿を見られたくないのだろう。

「じゃーな。犬神、また昼に」

それだけ言って俺は小屋から出る。

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