「わあっ……すごく綺麗!」
あたしは思わず歓声を上げてしまった。目の前は一面ガラス張りで、きらめく夜景が広がっている。
カジュアルな雰囲気だけどすごくおいしいイタリアンのお店で夕食を食べた後、今黒さんは「あと少しだけ付き合って。見せたいものがあるんだ」と言って車を走らせた。ついたところはちょっと前に出来た高層ビルの最上階。昼間はカフェで夜はバーになるというお店に入ると、店員さんが「お待ちしておりました」と言って窓際の席に案内してくれた。
「ここも予約してくれてたんですか?」
「実はそうなんだ。喜んでもらえるかと思ってね」
「すごいです! 写メ撮っていいですか?」
「もちろん」
スマホを取り出すと、知らないうちに環からメッセージが来ていた。
《見合いはどうだ》
必********
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