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みなさん你好、パオズです。今回は第2話です。2話も閲覧していただきありがとうございます。今回は、以下をご注意願います。
⚠️赤面描写あり
⚠️体調不良の描写あり
⚠️人が倒れる描写あり
アルフレッド「うぅ〜、今日徹夜しちゃったんだぞ、会議うまく仕切れるかな……」
俺は結局居酒屋から帰ったあと、フランシスに枢連の誰かが好きなことがバレて、フランシスに見透かされてるような気がして、ついに特定されちゃうんじゃないかって怖くなって寝れなかった。いてもたってもいられなくなったのでハンバーガーをドカ食いして考古学を読んで…気がついたら東の空が太陽に照らされていた。
アーサー「お、アルじゃねぇか、なんか顔色悪いぞ?どうした? 」
アルフレッド「げ、アーサー……」
アーサー「げってなんだよげって!お前徹夜したのか?お前ただでさえ不健康な食生活してるんだから気をつけろよ?」
アーサー「ほら、ネクタイ緩んでるぞ」
アルフレッド(近っ…)
キュッ(ネクタイを締める音)
アーサー「身だしなみもきちんとしろよ、だらしないからな」
パシッ(手を払う音)
アルフレッド「こっ、子供扱いしないでほしいんだぞ!///」
アーサー「あ、ちょっとアル……!」
アーサー「行っちゃった……」
アルフレッド(お、思わず逃げちゃったんだぞ、嫌われたかな…情けない…)
フランシス「ふーん、やっぱりねぇ〜… よぉし、こうなったらお兄さん、恋のキューピッドになっちゃうもんね!」
アルフレッド「よ、よしこれから世界会議を始めるんだぞ!今回の議題はGDP*についてだ!えっと…各国のGDPについて聞かせてくれるかい?」
*GDPとは、国内総生産の事です。
フェリシアーノ「ねぇ、ルート、ルートー…(小声)」
ルートヴィッヒ「なんだ、会議中だぞ」
フェリシアーノ「今日、アルフレッドなんだか元気ないねぇー……」
ルートヴィッヒ「…そうだな…」
菊「体調が悪いのでしょうか……」
耀「いやあのアルフレッドあるよ?風邪の存在も知らないアイツがそれはないある」
フェリシアーノ「いや、いくらアルフレッドでも体調くらいは悪くなるんじゃ……」
アルフレッド「そ、そこの4人、静かにするんだぞ!」
4人「…」
アルフレッド(あれ、ちゃんと聞こえてなかったかな…俺がうまく仕切れてない?だめだ、頭が回らない…あ、これだめだ…… )
バタッ(倒れる音)
アーサー「アル!?」
フランシス「ちょっと!?」
ルートヴィッヒ「やっぱり体調が悪かったのか…」
菊「あわわわ……」
アーサー「すごい熱だ……あと貧血気味だし、冷や汗がひどい…」
フランシス「あちゃー、無理しちゃったんだね」
アーサー「と、とりあえず誰か救急車!」
菊「もう呼びました!直に到着するかと!」
アーサー「助かる……!」
アルフレッド(みんなの声は聞こえる…けど目の前がぼやけてるんだぞ… )
意識が遠のいていく。どうやら俺は会議中に倒れたらしい。今まで具合が悪くなったことなんか、ましてや倒れたことなんか一度もなかったのに……
アルフレッド「ん……ここは…」
アーサー「病院だ」
アルフレッド「え、アーサー?」
アーサー「んだよ、いちゃ悪いのか? 」
アルフレッド「いや、別にそうじゃないんだぞ…」
アルフレッド「ただ、夢の中かなって」
アーサー「なんだよ、俺の夢でも見てたのか?お前反発はするくせに、俺の事大好きだな笑」
アルフレッド「…そりゃあそうじゃないか、性的に好きな人が突然近くにいたら誰だって夢だと錯覚するだろう……」
アーサー「ん?なんだ、よく聞こえなかった」
アルフレッド「あっ、なんでもない、ひ 独り言だぞ!//」
アーサー「そうか?」
アルフレッド(危ない…油断してたんだぞ……)
アーサー「それより、お前具合はどうだ?だから言ったろ、無理すんなよって みんな心配してたぞ」
アルフレッド「あ、あぁ…ごめん…」
アーサーは、俺の頬に手を当てた。
アルフレッド「あっ、アーサー…?//」
アーサー「綺麗な目だな……」
その手は、暖かいぬくもりを逃がすことなく、俺の頬のラインをなぞり、俺から離れた。なんだかそれが、少し寂しいような気がして、思わず握りそうになった。
俺の持つ、鮮やかな夏の空のようなスカイブルーの瞳の、その奥。その奥には、最愛の君が水晶のように正反射して、映り込んでいると思う。そして君の持つ、柔らかな春の草わかばのようなイエローグリーンの瞳…その奥には、俺がどのように映り込んでいるのだろうか。あまりに綺麗な瞳に魅せられて、思わず覗き込む。君の瞳の中の俺は…ん?
アーサー「アル?」
なんか、どんどん顔が赤くなって…
アーサー「アル?どうした?なんか顔が赤いぞ?もしかしてまた熱が…!?」
アルフレッド「はっ…!」
しまった、見とれてた…!変に思われたかな……
アルフレッド「い、いやっ、大丈夫なんだぞ!お 俺トイレ…」
アーサー「あ、アル……」
最悪、声裏返った。絶対嫌われた。
アーサー「…大丈夫かな、最近変だなあいつ……」
アーサー「なんか四六時中ぼーっとしてるって言うか、なにか考え事をしてるって言うか?」
アーサー「何か重大な病気とかか!?それだったらマズイな……」
フランシス「いやぁ、“恋”だよ、それは」
アーサー「恋…?」
アーサー「ってうわ!?お前なんでいるんだよ!」
フランシス「はぁ?お見舞いだよ!」
アーサー「んなもん俺一人で十分だコラ!くそ髭!」
フランシス「うるせぇくそ眉毛!」
アーサー「そもそもいつからいたんだよ!」
フランシス「ずっと扉の前にいたよ?でもお前らがイチャコララブラブしてたから入るタイミング完全に見失っちゃってさぁ。」
アーサー「ラブラブしてねぇっ!///」
フランシス「あれれぇ?照れちゃってるんだねかわいいネッww」
アーサー「ははっ…、てんめぇ……w覚えとけよ…w」ピキピキ
フランシス「何お前あいつのこと好きなの?ww」
アーサー「はっ!?まぁ好きっちゃ好きだよ元兄弟としてな!」
フランシス「へぇーw」
アーサー「んだよなんか不満かぁ?昔アルをもらえなかったからって負け惜しみかよw」
フランシス「あんたほんと昔と違って生意気になったわね!」
アーサー「お互い様だ!」
アーサー「つかなんだよ恋って?お前あいつの好きな人知ってんのか?」
フランシス「知ってるよ、だってこの前あいつと飲み行ったんだも〜んw」
アーサー「はぁ!?俺まだ誘われたことすらないのに!」
フランシス「どんまいw」
アーサー「はぁ?教えろよ!あいつは誰が好きなんだよ!!」
フランシス「……お前鈍いなぁ」
アーサー「あ?」
フランシス「ヒントはねぇ〜、枢連の誰かだよw俺が言えるのはそのくらいだな」
アーサー「あっそ、ありがとよ!もう帰っていいぞ」
フランシス「ひどぉい!せっかく教えてあげたのにぃ〜」
アーサー「はいはい、そういうのいいから」
フランシス「ちぇー、じゃ、末永くお幸せに♪」
アーサー「はぁ、やっと行ったか てか、あいつ最後なんか言ってたな、よく聞き取れなかった ま、あいつの事だからどうせろくでもないことなんだろうけど」
ガラガラ…(扉の閉まる音)
フランシス「ふんふんふ〜…あれ、アルじゃん 聞いてたの?笑」
アルフレッド「っ……!君っ…!( 涙目 )」
フランシス「んー?どうしたの、そんな顔真っ赤にして」
アルフレッド「なんでバラしたんだいっ…好きな人!というかもう知ってたのかい君!」
フランシス「いやだって見りゃわかるも〜ん、あと完全にバラしたわけじゃねーよ あいつ鈍いからバレないってw」
アルフレッド「君ねぇっ……」
看護師「病院内ではお静かに。」
2人「はい」
すみません、今回も前回と比べて長かったですね 3話も見ていただけると幸いです。それではみなさん再见(サイチェン)、パオズでした。
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