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私はね緋薔薇ちゃん。可愛いくて純粋な貴女を利用してるの。
_____ザー
ふぅ。
自分で縫ったけど
痛いものは痛いのね。
__ザーザー
私はね。
中古品なの
私が剣闘士になったばかり。
みんなと変わらずチップをハメられた。
そこは一緒だわ。
___ざぶん。
やっぱり
お風呂は癒しだわ〜
ぶくぶく。
ふふ、コレ
昔っから好きなのよね。
バレないように湯船をぶくぶくするの。
緋薔薇
「夜華ー来たぞ!!」
わお!
予想外ね。
緋薔薇
「前、私の髪洗ってくれたから、あれ?」
夜華
「ちょっと遅かった。かな?」
緋薔薇
「え?終わったのか?!」
夜華
「えぇ」
内心めっちゃ嬉しかった。
夜華
「一緒に浸かりましょ?
だから早く身体すりなさい?ね?」
緋薔薇
「お、おう」
シャワーできちんと
洗えるようになってるのね。
偉い偉い。
緋薔薇ちゃんは終わらせて
向かい合う形で湯船に浸かったわ。
夜華
「これはあくまでも昔話ね。」
緋薔薇
「??」
むかしむかし、
18になったばかりの女の子がいました
その子はみんなと同じで腕に
チップを仕組まれてしまいました。
でも彼女は1つだけみんなと違いました。
それは。
剣闘士に任命される前に
恵体だからという理由で
最高裁定者の慰め役を
強制的にしないといけなかったのです。
身体の隅々まで弄られ
泣いて泣いて、それでも泣いてしまいました。
いつしか
「泣く」が出来なくなっちゃいました。
そんな
女の子に飽きたのか最高裁定者は
女の子を路上に捨てました。
服はボロボロな布
持ち物は短刀だけ
最高裁定者は
それだけでは無かったのです。
女の子に向かって
次から次へと、刺客という名の
剣闘士を送り込みました。
だけど
女の子は殺すうちに強くなりました。
実力も力も知識も体力も付けていくうちに
殺す事の躊躇を忘れてしまったのです。
いつしか、
敵が多い恨まれ役剣闘士として
成り代わりましたとさ
おしまい。
緋薔薇
「ふぅん。そっか
んじゃあさ!そいつは多分だけど
強さを得たんだろ?」
夜華
「ん?!えぇそうね!」
あら?あれ?
緋薔薇
「ならさ、
そいつはさ。自分の道をきちんと
自分の足で歩いてんだろ?すげえよ。」
夜華
「そうね?」
ちょっと焦るな。
私!冷静よ、冷静に!
緋薔薇
「私なんか、ほいほい騙されて
雅に犯され殺されそうになってさ
夜華が助けてくれた。」
そうね。
緋薔薇
「でもさ、私と違って
そいつは自分の道を自分で切り開いたんだろ」
夜華
「…….そうね。きっとそう」
緋薔薇
「私さ夜華、その話がさ。
近くに居るヤツならいいたい。
自分の生きたい道を走れってよ」
心臓に悪いわ。痛い
体に叩きつけられてるみたい。
緋薔薇
「んじゃ出るわ!」
夜華
「えぇ、髪しっかり拭いて乾かしなさいね!」
あの子….
破壊力やばいわ。
ふふ。
ちゃんと髪乾かしてるのね。
お?偉い偉い!
きちんと拭いて暖かい風から冷たい風で
乾かしてるわ。
そろそろ、
スキンケアも教えようかしらね。
………………生きたい道….か。
あの子
侮れないわよ。
洗面所から叫び声が
「先ー乾かしたぞ!出ていいよ!!」
ん〜?
一緒に入ってたわよね
まあ
彼女なりの気遣いよね。
緋薔薇ちゃん優しいから。
「ありがとうねぇ。湯冷めしないように」
おーーーーうと返ってきた。
ぶくぶくぶくぶく
ってか…..私
緋薔薇ちゃんが雅に触られた時。
どす黒い感情が渦巻いていたのよね。
ふふ
何言ってんだか…
私は年上よ?
持っと余裕を持たなきゃ!
うん!きっと
その方が緋薔薇ちゃんも安心するわ。
私は自分の命に価値は無い
なんせ
まだ…爆弾を抱えているから。
でも、
緋薔薇ちゃんは
「生きたい道を走れ」と言った。
これは
全てぶちまけて死んでもいい
そういう事よね?
どうせ、
3年後にはまた剣闘士に戻って
殺し合いをする。
もしくは
想い人の途中でも
緋薔薇ちゃんに殺される。
どっちかなのよね。
醜く汚い
私が先に死ねばいい。
緋薔薇ちゃんに触って欲しい?
当たり前じゃない。想い人なんだから。
触れたら最後、緋薔薇ちゃんを汚してしまう。
ちょっとだけ。
雅に触られて泣いてる緋薔薇ちゃん
無防備で可愛いかった。
ぶくぶく____んーんーーん!!
駄目よ!
これじゃあ
考えが雅と同じよ!
でも疼く事も事実…
はぁ、
緋薔薇ちゃん。貴女に会って
私は欲まみれになったみたい。
身体は火照たのか
のぼせたのか、正直分からないの。
もう
出ましょう。
__ちゃぽん
蓋…閉めた。
窓開けて
換気も少しだけした。
火も消した。
うん
大丈夫。
さて、
いつもの夜華よ。
でも、出たら
少し緋薔薇ちゃんを寝かしましょう。
まだ
朝じゃない。
成長期ちゃんには
はしっかり寝て貰わないとね。
私はその間、ご飯作って
コーヒーでも飲んで待ちましょうか。
_________
緋薔薇
「お?出たのか…って
なんでタオル1枚なんだよ!」
夜華
「あら?見惚れた?」
緋薔薇
「なんでそうなるんだよ!!」
夜華
「さっき泣きそうになってた子が
今度はキャンキャンと随分と元気ね〜。」
緋薔薇
「悪かったって…怒ってんのか?」
夜華
「いいえ?全然..怒ってないわよ?」
緋薔薇
「なんか含みあるいい方だな」
夜華
「……緋薔薇ちゃん」
緋薔薇
「なんだよ、急に真剣な顔になっ_て」
私は気づいた時
緋薔薇ちゃんの顎を
撫でていた。
緋薔薇
「ちょっ、おい!まてまて
なんか夜華、お前雰囲気ちげーぞ。」
夜華
「そうかしら?
でも言葉だけ、抵抗しないのね。」
緋薔薇
「緋薔薇…が
してーんなら、私もしたい」
___?!
私の心をぐちゃぐちゃに支配していた
糸が絆された。
今。
したいって言ったよね?
否定されるかと思った。
だけど返ってきたのは肯定だ。
ふぅん。そう、
なら沢山愛しましょう。
_________沢山、想い人をした。
緋薔薇
「はっはっはぁはあ
へ!夜華お前、大したことねぇな」
???????????
あれ?思ってた結果じゃない。
緋薔薇
「可愛い声出すんだな」
夜華
「…///」
もう辞めて。
私のHPは0よ。
なんか思ってた
展開じゃないーーー
悔しい!!
緋薔薇
「お前さぁ、Sに見えてMなんだな」
夜華
「何言ってるのかしら?」
緋薔薇
「余裕ねぇんだな。さっき言ってたよな
キャンキャンしてるって
どっちがキャンキャンしてたのか覚えて」
夜華
「やめて!!わかったから!!」
緋薔薇
「何回果てたぁうーうー」
夜華
「セーフ」
私は咄嗟に緋薔薇ちゃんの口を塞いだ。
夜華
「それ以上言うなら、喰うわよ?」
緋薔薇
「はっ!また鳴かせりゃいいだけよ」
____ッ
この子、
本ッ当に罪な女の子。
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#シングルマザー
水羽凛
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コメント
1件
うわあ…めちゃくちゃ良いエピソードでした。夜華さんの「中古品」っていう自己認識、重くて苦しくて、でも緋薔薇ちゃんの「生きたい道を走れ」って言葉が本当に響きました。あの子、天然で核心突いてくるからずるいですよね。お風呂で昔話を語る構成も素敵だったし、最後の「喰うわよ?」からの攻防、夜華さんの動揺と照れが可愛くてついニヤニヤしちゃいました。この二人の距離の縮め方、本当に丁寧で好きです。次話も楽しみにしてますね🌷