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『六章 ありがとう、絶望学園』【体育館 朝】
昨日、俺たちは疲れてすぐに寝てしまった。
だからなのか、今日は少し早くに起きた
雷「…」
瑞稀はもう起きてたようで、多分食堂にいる
まだ少し眠たい目をこすりながら、食堂へ向かった
【食堂】
荒「…あ、ミライ。おはよう」
雷「おはよう」
瑞稀はいつも食べてるヨーグルトとフルーツを食べていた
雷「相変わらず少ないな、食事の量」
荒「まぁ、アイドルだからな。減量だ」
雷「…」
少しの間沈黙が流れる、最初に口を開いたのは瑞稀だった
荒「なぁ、朝ごはんを食べたら行かないか?捜査しに」
雷「…だな、期限は短いし」
荒「まず行ったことないところから行かないか?地下か2階とか」
雷「うーん、じゃあ上から行かないか?地下は危ないかもだし」
荒「そうだな、早く食べちゃうか」
俺はレンジに食パンを入れ、ぼやっとしながら朝ごはんを食べた
【2階】
荒「ここも随分荒れてるな」
雷「俺が目覚めたのは2階の教室だったんだ」
荒「俺は確か…覚えてないな」
雷「…まぁとりあいず、端っこの教室から行こう」
【教室】
雷「あれ、なんか物が増えてる」
教室には物が溢れかえっており、真ん中にパソコンがポツンとあった
荒「すごいな、典型的な片付けが苦手な人の部屋だ」
雷「なんでわかるんだ…」
荒「おっ、パソコンあんじゃん!…チハヤだったりしないか?」
雷「いやいや、まさかな」
ザザ…
そんな音の砂嵐の音がした
荒「…あれ?なんの音だ?」
雷「…もしかして」
パソコンに徐々に光がついていき、画面に映ったのは
雷「…飯田橋?」
飯田橋の姿だった