テラーノベル
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わっ……美味しい。このトマトパスタ、おうちのやつよりシンプルだけど、これもこれでいいな。
「おいしい~!トロフワってやつだぁ」
「うめぇな。デミグラスにして良かった」
……お兄ちゃんたちのやつも美味しそうだな。涼架さんは、オムライス?だっけ。お兄ちゃんは、ハンバーグ。ちょっとだけでいいから、食べてみたいな。
「……一口いるか?ほら、やるよ」
「僕も分けっ子したい!僕のもあげる~!」
え、あ、食べていいの?1口とか言いながら、結構大きな欠片をくれたけど、本当にいいのかな。お兄ちゃんたちの食べる分が減っちゃう。じゃあ、僕も。
「ふっ……ありがと」
「いいの~?ありがと~!……あ、これ美味しい!」
良かった、喜んでもらえた。
お兄ちゃんたちがくれたの、食べてみよ。……おいしい。オムライスは、ふわふわしててとろとろしてて、涼架さんみたい。ハンバーグは、しっかりしてるけど柔らかい、僕と二人だけの時のお兄ちゃんみたい。
「うまいだろ。んな気がしたんだよ、だからトマトソースにしなかった。味被るしな」
ほしかったらもう少しいいよって言ってくれたけど、さすがにこれ以上は申し訳ないし、僕のお腹に入らないから。このソース、デミグラスって言うんだっけ。ハンバーグによく合うね。
「ハンバーグはなんでも合うと俺は思うんだよな。おろしポン酢もいいだろ、トマトももちろんいい。チーズもうまいな」
「懐かしいなぁ、滉斗ハンバーグの日だけは、何があっても食事部屋に飛び込んできてたね」
そうだったんだ、お兄ちゃん、ハンバーグ大好きなんだね。でも、僕も好きかも。お肉好きだし、このソース気に入った。
「ごちそうさまでした~!美味しかったぁ」
「たまには外食もいいな。人が多いのは難点だけど」
「そうだねぇ。今度は時間ずらしてこよっか」
ふぅ~美味しかった。満腹になったや。外食って、楽しいかも。お兄ちゃんたちがいてくれたら、ちょっと怖いことも、大丈夫かもしれないな。
「帰りにタブレット、買いに行こーな」
「じいちゃんもう来てるって!」
本当に買ってくれるんだ。僕、使い方覚えられるかな。タブレットって、どんなのがあるんだろう。さっきのは、黒色の厚めのやつだったな。
「おかえりなさいませ」
「電気屋、寄って帰ってくれ」
「かしこまりました」
電気屋さん、っていうのがあるんだ。そこに行ったらタブレットがあるのかな。おじいちゃん、僕たちの行きたいとこ全部連れてってくれる。さっき一緒にごはん食べてなかったけど、良かったの?
「ご心配ありがとうございます。私は大丈夫でございます」
「元貴は、本当に優しいな」
僕、優しい?だってお腹空いちゃうから、なにも食べなかったら。それは辛いじゃん、だからいいの?って聞いたんだけど。僕、優しいの?
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またまた時間かかりました!オマタセシマシタ
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コメント
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気軽にタブレットを買える… って藤井家凄いですね… 今の、兄弟の暖かさを覚えた大森さんが、孤児院の職員さんに鉢合わせた時、2人がどのような反応をするのか、楽しみな自分がいます…! 続き楽しみにしてます!