中途半端な恋がしたい

お久しぶりです向井ミキです。

今日は友達に軽蔑されてます。

「ミキ、そういう奴好きだったんだぁ……よりによってもあの矢羽……？兄妹らしいけど、両方やばいらしーよ……？」

うるさうざい……彼氏つくれって言ったのはそっちなのに……

ﾋﾟｺﾝ

スマホがなった。LINE……矢羽くんから……

『今日ご飯一緒に食べよーぜ』

「うわぁ！！？？それは流石に……」

『わかった』

「ちょっとミキさん！？」

別にご飯食べるくらいどうってことない。

矢羽くんのクラスで。

「矢羽くん、ご飯食べ……」

「おいおい、菜以和って呼べよ」

なんか積極的なの腹立つな……

「……た、食べよっか、矢…菜以和……くん……」

「んま……やっぱママの飯はうめーな」

「へぇー……クオリティたかぁ……」

ヤバい……驚くほどドキドキしない……夢にまで見た彼氏との初めてのご飯……こんなもんなのか……？しかもママ呼び……このキャラで……きついかも……

「ないっちー！！」

急に女がﾔ))菜以和くんに飛びついた。

金髪ロング。生活に異常が出る程の鬼長ネイル。ギャルメイクの……名前知らんけど……多分印象に残るだろーな……9割9分……

「誰この女ー？」

「ぇーっと……ただのダチだよ気にすんな」

何故かイラつかない。どうでもいいと思ってしまう自分がいる。

「ウチは鬼塚  姫〜よろ〜……あ、こいつの

かのピッピ〜笑」

こいつ最優先の恋愛が始まるのかぁ。

浮気まみれの中途半場な恋。続きます。

鬼塚さん、よろしくね。

多分仲良くなれないけど……