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俺は一時期保健室登校が続いた。
2年前くらいだったかな?
始まりはいじめ紛いなことをされたとき。
トイレに入ろうとしてドアに手をかけた。
赤:よいしょっと。トイレ新しくなったから入りやす〜..。臭くないし。
モ:きゃーーーー‼︎あー!びっくりした..なんだりうらかよ。驚かせんな。
赤:あ、ごめん。なにしてたの?
モ:七不思議。
赤:へー..そうなんだぁ..あ、りうらもう出るね。 ごめんね。邪魔しちゃって。
は?なんで俺が悪いみたいになってんの?
てゆうかそんなの信じてんじゃねーよ。
そこからだったかな。
それよりも前からだったかも。
俺はクラスの男子ほぼ全員から陰口を言われ始めた。
それを毎回ないくんが教えてくれた。
桃:りうら、またモブかに悪口言われてたよ。
赤:へー.そうなんだ笑なんて言ってたの?
桃:「頭良すぎて優等生ぶっててムカつく」だってさ。ほぼ褒めてんじゃん。でも気にしない方がいいよ。
赤:ありがとう!りうらそんなの気にしないタイプだから大丈夫!
俺にもついに限界がきた。
親に話した。
赤:俺、もう学校に行きたくない。
母:そっか。じゃあ、休んじゃお!
2日後くらいに親と保健室に行った。
泣いて泣いて泣きじゃくった。
でも保健室の先生は俺に寄り添ってくれた。
全部話を聞いてくれた。
でも、俺にも限界があった。
もう、母に心配させるのはやめよう。
そう思って学校に普通に通い始めた。
そして今、俺は親に言わずに保健室に通っている。
一日、一時間。四限だけだ。
保:お母さんに言ってないの?
赤:あ、言ってないです。
保:言わなくていいの?
赤:大丈夫です。バレたらどうなるかわかんないで。
家を出ていっているのも知っている保健の先生。
だからたくさん心配してくれる。
担任の先生も学年の先生も。
なんなら学校の先生ほぼ全員。
みんな俺を応援してくれている。
クラスの友達だって。
毎日四限に保健室に行く俺になにも言わずに寄り添ってくれる。
でも、それを理解してくれない人がいた。
それは、
彼氏のないくん。