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あれは確か、溶けてしまいそうなほど暑いとある 夏の日。
私はいつも通りアイスを食べていて、
そんな私に一通のメールが来たんだ。
あの時私はどうしたんだったっけな。
もう思い出せないくらいには忘れちゃった。
でも夏が来る度、思い出してしまう。
まるで呪いだ。
魅來「…今日も暑いわね。」
翠嵐「そうだな、今日は30°になるらしいぞ」
魅來「ええ…?まだ夏本番じゃないのにね」
木下「…今日の昼飯はかき氷にするか。」
紬 「え?!かき氷?!やった〜!」
魅來「良いんですか?木下さん冷たいもの苦手じゃ…?」
木下「こんなに暑いと苦手でも食いたくなるもんだ。」
彼は木下玲、私の彼氏兼この会社の社長をしている
魅來「そ…そうなんですね…?」
翠嵐「あ、桜楽。ちょっと時間いいか?」
魅來「いいわよ。どうせなら2回のゲストルームで話しましょうか」
翠嵐「…話が早くて助かる。」
急にどうしたのかしら…なんて冗談はいらないか。翠嵐が、この時期に、私と二人きりで話す内容なんてこれ以外ない。
翠嵐「…わかってるだろ?」
魅來「薄々ね」
翠嵐「まあ例年なら墓磨きだけで終わってたが…今年はある臨時ニュースが入ってきてな。」
魅來「臨時ニュース?」
翠嵐「どうにも、夏祭りに廃校の隣にある空き地で軍服を着た霊が出るらしい」
翠嵐「噂によれば、救護服みたいらしい…」
魅來「いやそれ風鳴じゃない。絶対。」
翠嵐「そうだよな。あの場所なら有り得る。」
魅來「夏祭りね…予定空いてる?」
翠嵐「もちろん」
魅來「それじゃあ2人で乗り込むわよ」