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「じゃあ海音ちゃん!お風呂入ってきてくれる?」

海音「でも皆さんより先に頂くのは……」

小春「気にしないでくれ。海音はお客さんなんだから」

「そうよ!だから入ってきて〜」

海音「分かりました。ありがとうございます」


海音はお風呂へと向かった。


「海音ちゃんの着替えは申し訳ないけど私のしかないわね……」

小春「ゆっくり入って欲しいな」


その頃、海音は……


海音「ふぅ……」


湯船に浸かり、体が暖まっていた。


海音「……安心するなぁ」


心の芯まで暖まっていく感覚……

優しい気持ちになれる……


海音「……小春に抱きしめてもらう時と感覚が似てるかも」


海音はこうしてお風呂でリラックスできた。


海音「上がりましたー」

「おかえり〜服はそこに置いておいたから着替えて!私もお風呂入ってくるから小春と待っててくれる?」

海音「分かりました」

小春「海音!上がったんだな」

海音「うん」

小春「髪乾かしてあげる」

海音「え?良いの?」

小春「うん」


海音は小春に髪を乾かして貰った。


海音「あったかい……」

小春「へへ。おれも小さい頃母さんに髪を乾かして貰ってすごく安心した。ほかほかするって言うか」

海音「何となく分かるよ」

小春「……よし。髪乾かし終わったぞ」

海音「ありがとう」


その後、海音と小春はアニメを観ることにした。


小春「そうだ。飴玉あるんだった」

海音「どんなのがあるの?」

小春「うーん……食べられそうなのは苺味とか桃味とかかな」

海音「そうなんだね。……卵味っていうのがある」

小春「食べてみたらどうだ?気になるなら」

海音「そうだね……本当に卵の味がする」

小春「おれも気になるなぁ。おれも食べ……あっそれがラス1だったみたいだ」

海音「そっか……ごめん」

小春「いや平k……あ」

海音「どうしたの?」

小春「その飴玉ちょうだい」

海音「え?」


その瞬間、海音の口から小春の口にカランコロンという音が鳴った……つまりそういうことである。


小春「卵の味だな」

海音「…………///////」

小春「?、どうした?」

海音「……小春の馬鹿」

小春「ありがとう」

海音「……褒めてない」


小春は海音の髪を海音の耳にかける。そして顔を近づける。


小春「海音」

海音「こは……」

「上がったわよ〜二人とも〜」

海音・小春「!?」


海音と小春は一気に距離を置いた。


「あら。もしかして邪魔しちゃった?」

海音「し、してません!!!!」

小春「そうだよ母さん。変なこと言わないでよ……」

「あらあらごめんなさいね!うふふっ」

海音・小春「違いますって・違うって!!」


小春の母綾にからかわれながら二人は顔を真っ赤にしていた。


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「じゃあそろそろ消灯ね〜海音ちゃんは小春と寝る?」

海音「滅相もないです!!!!」

小春「母さん!変なこと言わなくて良いから……」

「はいはい。じゃあ海音ちゃんは私と寝ましょうね」

海音「分かりました」

小春「じゃあおやすみ!」

海音「おやすみ」

「おやすみ〜」


小春が退出し、海音と小春の母親は床に着いた。


「海音ちゃん」

小春「……?、何でしょうか?」

「小春を……」


「「小春を好きになってくれてありがとう」」


海音「!、私こそ小春さんが好きになってくれて本当に嬉しいので私こそお礼をしたいくらいで……」

「…………」

海音「本当にありがとうございます」

「…………」

海音「あれ?」


海音は小春の母親を覗き込むと、既に寝ていた。


海音「ふふっ、おやすみなさい」


こうして、海音の小春家の訪問は終わったのであった。

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