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√菊はいろんな差がえろいんじゃ。
例えば年齢差だったり体格差だったり
とういうことで少し疲れている√さんを甘やかす母性の塊な菊さんのお話です
まあイチャイチャしてます
√菊初めて書いたーーので√さんの口調が違くても許してください
今日はあのような会議とは言えないような会議はなく、ゆったりとした日だった。
それでも気温は上がったり下がったり。まぁ、下がることの方が多いのだけれど。最近はめっぽう寒く、老体には堪える。
そんなくだらないことを考えながら来客を待った。
暫くすると、ぴんぽーんと軽やかなチャイムが茶室へと響く。はーいと軽く返事をし、玄関へと向かった。
扉を開けると、寒さで鼻を赤くした可愛らしいルートさんが立っていた。
「お寒い中、園路遥々ようこそお越しくださいました」
「さぁ、入って体を温めてくださいね」
「ああ、悪いな」
そういってルートさんはにこりと微笑み、一歩踏み出し家へと入っていった。
そのあとはいつもと同じようにご飯を食べ、なんだもない会話し、幸せな時間を過ごす。
何か特別なことなんてしない 。
だって、彼と過ごせるのならそれが一番の幸せなのだから。
もう夕餉も食べ終え、そろそろ寝るころだとい時。ふとぽちくんを構っているルートさんの顔色を見ると、少し顔色が悪そうだった。
自分で言うのもアレだが、自分は人のことをよく見ていると思うし、気持ちもよく悟れていると思う。
だから今の彼は体調が悪いように見える。
静かに彼の近くへと移動すると、ぴと、と額へと手を合わせた。
「ホンダ?どうしたんだ?」
「いえ、少し顔色が悪そうでしたので……」
「む、そうか?」
こちらへ問いかけるようにこて、と首を傾げる彼は、普段よく話しかけづらいと言われる風体だがとても可愛らしく見えた。
それでも、私は彼とは長い付き合いがある。……そりゃ、もちろん彼の兄ほどではないが。
「ルートさんはいつも真面目で、私としてはとても助かっています」
「どっ、どうしたんだ…!?」
「ふふ、最近お疲れのようなので」
にこ、と小さく目を細め彼へと微笑みを向けると同時にそっと彼を優しく抱きしめる。
「えらいえらい……」
突然の抱擁に彼は少しだけ身を捩るがすぐにぎゅっと私の背中へと腕を回した。
私の小さな体は、すぐに彼の大きな体へと埋もれた。 耳元には彼の吐息すぐ近くにかかり、くすぐったい。
「キク……」
低い彼の声が私の名前を呼ぶ。それだけ、たったそれだけの声ひとつ。
「はい、なんですか?」
「今だけ……こうしててもいいのか?」
「今だけ、なんて。そんなこと言わないでください。…ずっと、でしょう?」
彼が息を呑むのをわかるのと同時に、どうしようもない幸せに包まれる。
彼が私を抱きしめるのをやめ、どこか真剣な顔をしながら私の顔を見据えた。そんな彼の顔に余裕を持って彼をリードしようと思っていたが、なんだか照れ臭くなってしまった。
互いに顔を赤くし、言葉も交わさずそっと唇を合わせた。
「んっ…ふぅ…」
最初は、触れるだけのキス。それでもその後のキスは優しく、そして何処となく激しいキスを交わした。
息を荒くし、そして見つめ合う。
「……いつ、ドイツに帰られるのです?」
「そう、だな……兄さんには、3日後には帰る、と」
「ふふ、そうですか…」
流れるように抱きしめ、彼の体温を味わう。そうして彼からも流れるように腕を回された。
「後2日でしたら、なんでもできますね」
「ああ……俺は、お前となら何処へでも行く」
「あらまぁ…もう、爺を照れさすのがお好きみたいですね」
「本当なのだが…」
「わかっていますよ」
ぎゅっと先ほどより距離を近づけ、彼の耳元へと優しく呟く。
「ドイツ語で愛してるってどうやって言うのでしたっけ?」
「Ich liebe dich……だな」
「いっひり……え?もう、わかんないです」
むっと顔を歪ませ、諦めの感情が含まれた声がルートヴィッヒの鼓膜を揺らした。
そんな菊の声になんだかとても愛おしくなり、ちゅ、と優しく菊の耳へとキスを落とした。
くすぐったくなり、体を捩らず。
「キク……愛してる」
「ええ、ルートさん…私も、愛しています」