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放課後、僕たちはファミレスで集まることになった。
grgn_はい、じゃあまずはこの問題!
grgnはそう言って、分厚い問題集を開き、ある1問を指さした。
ひ、ひええええええ。
krh_小さい文字がたくさん……!
krksは少し笑う。
krks_これ、lor軍団に入るための対策によく使われるやつだからね。僕も解くのには時間かかるよ。
lor軍団に入るのに対策が必要なのか……。
どんだけ難しいんだよ!
僕は問題を上から睨みつける。
krh_いざ、尋常に勝負!
筆記用具とルーズリーフを取りだし、シャーペンをカチカチと押して、問題文を読み始めた。
それから45分程度経った頃だ。
krh_できた!!採点、よろしくお願いしますッ!
そう言って、grgnとkrksの前に、解答を書いたルーズリーフを突き出す。
2人は勉強の手を止めて、目を丸くした。
grgn_え、もしかして、もう終わったの?
?うん、終わったよ、たった1問だったし。
krks_嘘でしょ、あと、1時間はかかると思ってた。
いや、それはバカにしすぎ!
キッと2人を睨んだ。
krh_確かに難しい問題だったけど、そこまでバカじゃない!
いやいや!とgrgnは首を振る。
grgn_違うよ、バカにしてるとかじゃなくて、ほんとにそんぐらい難しい問題なんだよ!
その言葉に全力でkrksは頷いた。
krks_こんなの初見で解いたら、ギブアップする人だって多いよ。
急に2人から褒められたため、思わず頬が綻ぶ。
krh_え、あ、そうなの?まあ、僕にかかればこのくらいね。 ……ちなみに、2人ならどれくらいで解けるの?
grgnとkrksは一瞬考える素振りを見せ、パッと言う。
grgn_この前は30分で解いたな。
krks_20分あればいけるかな。
ズコーッ!
krh_こんだけ褒めといて、僕より早いのかよ!
2人は苦笑し、でも、とgrgnは言う。
grgn_krhはこういう問題に触れるのは初めてでしょ。俺らは何度も解いて、問題の傾向を知ってるから、解きやすいけど。
krks_そうだね。krhが傾向とか掴んだら、僕たちよりも早いかもしれない。
ふーん??
まあ、僕にとってはちょろいもんか。
少しいい気分になってると、krksが赤ボールペンを取り出す。
krks_そもそも正解してないと意味ないけどね。
思わず心臓がぎゅっとなった。
目の前で採点されるとか怖すぎるんだけど。
今回の問題は記述式の数Ⅲ、どこまで部分点が貰えるかって感じ。
ドキドキして待っている間、krksはどんどんボールペンを走らせる。
直線を引く音が嫌に残った。
すると、krksはぽつりと呟く。
krks_まじか……。
……。
そのまじかって、どっちのまじか!?
出来なさすぎてやばい!?それとも、出来すぎてやばい!?
出来れば後者であってほしい!
怯えながらkrksを見つめていると、krksは目を丸くしながら、僕にルーズリーフを返す。
krks_krh、満点回答だよ。
まんてん、、、、満点ッ!!!!!
krh_よっしゃー!!
僕はルーズリーフを強く掴んだ。
もちろん、ルーズリーフは普通の紙なわけで、すぐにくしゃくしゃになった。
でも、この難問を解けた瞬間の喜びは、他の何にも変えられない。
そんな僕を見て、2人は優しく微笑む。
grgn_数学がここまでできるなら問題なさそうだね、lorは理数系にうるさいタイプだし。
krks_そうだね、あとは対策さえすれば学科試験はどうにかなりそう。
わーいわーいっ!
grgnはファミレスのメニューを取って、僕に渡す。
grgn_じゃあ、今日は祝杯をあげよう!俺の奢りだから好きなだけ食べていいよ!!
えっ、いいの!!
grgn_あ、もちろん、krksは自腹だから。
そう言うgrgnに、krksは仕方なさそうに肩をあげた。
krks_わかってるよ、grgnはいつも金欠だもん。
その言葉にビクッとする。
krh_えっ、じゃあ、僕も自分で払った方がいい……?
恐る恐る聞くと、grgnは頬杖をついて、妙に艶やかに笑った。
grgn_krhはいいよ、特別。
心臓がドクッと鳴る。
なんか、色っぽい……?
いや、grgn相手に何思ってんだ!
慌てて、メニュー表を受け取り、全体的に見渡す。
krh_何にしようかなー!!
独特な雰囲気を打ち消すように僕は大きな声でそう言った。
はあああ、最近の僕はおかしいかも。
コメント
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今回もめっちゃ良い〜 投稿頻度高くて嬉しいけど無理せず休んで下さいね…!