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krh_今日はありがとう!また明日学校で!
grgnとkrksに大きく手を振る。
grgn_ばいばーい!!
krks_またね〜。
2人も手を振り返し、それぞれの帰り道を歩いて行った。
今日はなんだか楽しかったな。
krksともお友達になれたし!!
このまま順調に物事が進めば、きっと、学校生活もどうにかなるはず。
そのためにも、頑張るぞ!!
そう意気込んだ瞬間、後ろから男性の声が聞こえた。
??_お前、krhだよな?
あまりにも聞いたことのある声だった。
僕は硬直する。
いや、まさか、こんなところにいるわけない。
いないでほしい。
祈りながら、ゆっくりと後ろを振り返る。
だが、願いは届かなかった。
そこに居たのは、lor軍団の1人だった。
krh_mrtn……さん。
mrtn_なんだ、俺の名前知ってんの?
辺りは暗くなり、街頭に照らされるmrtnはあの時よりも嫌な雰囲気を纏っていた。
なんでこんなところにmrtnがいるの…!
まさか、あの光景を見られたりしてたら……。
思わず忘れそうだったけど、僕は今、学園で一番関わってはいけない人だった。
しかも、lorの仲間であるgrgnとkrksが僕とつるんでるなんて噂が流れたら……。
2人がなんて言われるか分からない!
ど、どうしよう、mrtnに見られちゃった?
不安で何も言えずにいたが、mrtnは気にせず話し続ける。
mrtn_grgnとkrksから俺のことでも聞いた?
……ああ、見られたんだ!
2人の名前が出た瞬間、僕は絶望した。
いや……で、でも、まだ確信があるわけじゃない。
何とか誤魔化そう、2人のためにも!
krh_なにそれ、誰?僕知らないんだけど。
分かりやすくとぼけると、mrtnはフッと笑った。
mrtn_知らないフリしなくていいよ、ファミレスで2人といたでしょ。見ちゃったんだよねー。
両手をポケットに入れ、探るような目で僕を見る。
……やっぱり見られてんだ、そうだよね、そうじゃなきゃ僕に声をかける理由がない。
てかなんだよ、こいつの余裕、ムカつく。
僕は次第にイライラしていき、口調がきつくなっていった。
krh_だったら、なに。mrtnに迷惑かけてないでしょ。
mrtn_んー、まだ、かかってないけどねぇ。
まだ?まだって何?これからかけるって言うの?
mrtn_今、3人で何してるかは知らないけど、今後お前との関わりが増えてみて?それに気づくやつも絶対に増えていく。 実際俺は気づいた。
そんで、その話がlorの耳に入ったりしてみろよ、lor軍団は間違いなく崩壊する。
lor軍団の、崩壊……。
mrtnの目はキツくなった。
mrtn_lor軍団は俺の唯一の居場所なんだ、それを壊そうとするやつは誰だろうと許すつもりは無い。
背筋に悪寒が走る。
krh_ぼ、僕は……、僕は……。
凍るような冷たい何かに包まれ、言葉が上手く出ない。
僕は……?
言葉を待たずして、mrtnは冷ややかに笑った。
mrtn_だから今すぐにでも関わるのやめて、ね?これはgrgnとkrksのためでもあるんだよ。
関わるのを……やめる?
僕の頭の中には、優しい2人の笑顔が浮かんだ。
2人ともう関わらない方がいい?それが2人のため?
でも、でも、でも、 僕は。
krh_2人と、もっと一緒にいたいよ……。
聞こえないくらい小さな声で、呟く。
小さすぎる声にmrtnは苛立ちを覚えた。
mrtn_は?なんて言った?
……苦しい、息が苦しい。
これは、無理だ。
mrtn_あっ、待てコラ!
mrtnの大声を置いていき、僕は全速力で街を走り抜けた。
大粒の涙が溢れて、止まらない。
顔に受ける風が、僕の涙を夜の空気に舞わせた。
荒れ果てる海に突き落とされた気分だ。
僕は、grgnとkrksの迷惑なの?
(mrtn視点)
走るkrhの後ろ姿を見た。
キラキラとした何かが落ちていく。
mrtn_……?泣いてんのか。
それはおそらくkrhから零れた涙だった。
ちょっと脅すつもりが、何やらとんでもないことになったような気がする。
俺は、はああ、と長い溜め息をつく。
mrtn_俺のこういう所がアホなのか。
今までlorとkouちゃんに、ポンコツだの、バカだの、アホだの、散々言われてきた。
なんとなく、今それを痛感してる。
でもさー、しょうがなくない?
俺は今のlor軍団が心地よい。
それを壊したくないという俺の思いは、紛れもない事実だ。
……でも、流石に言いすぎたか。
もう見えなくなったkrhの後ろ姿を思い出す。
……どう考えても泣いてたよなぁ、 やっちゃったかなぁ。
さて、どうしたもんか。
悶々と考えながら、俺は街灯の少ない道に溶け込んで行った。
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おぉ~みるとんさんはこんな感じなんだ!続き気になる!!