テラーノベル
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おもち ゴマ😎
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君に愛体。
「あははっ!!」
黄色い笑い声が教室中に響き渡る
うるさい声で笑う彼女は
長居 千暁。
「ねえ千暁、うるさいってば。」
女子たちが引き気味に言う。
「ごめんツボはまった笑笑笑笑」
机に伏せながら肩を震わせて笑う千暁
顔が真っ赤になりながら。
「かわいい笑〜」
笑いながら肩をポンポンと叩く女子達
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴る。
先生が扉から入ってくる。
なにか話している。
でも
俺には聞こえない
俺には長居さんしか見えてないから。
俺には長居さんが必要
長居さんは俺が必要
だから
だからお願い
他の人と話さないで
笑わないで
イライラする
何が面白いの?
そいつら頭悪い奴らだよ
きっと長居さんのことバカにしてる
俺と話そうよ。俺に話しかけて…
…「あっ」
咄嗟に声が出た。俺と…目が合った
偶然か…?…だとしても嬉しい
あー可愛い。
ちょっと食いしん坊で
頭が悪いけど
人に優しいし。
運動神経悪いのも可愛い
なんて思っていたら
もう1時間目が終わっていた。
友達が駆け寄ってくる
「よお、真山。」
俺の友達、橋倉 遥斗
「あ、あぁ。うん。よ。」
咄嗟だった為、歯切れの悪い返事
「なんだよ…あ、また長居のことか」
俺の頭に手を置いて言った。
その手を払った。
「う、うっせー…いいだろ、別に 」
はぁ、とため息をついて。
「別にいいけどさ、アイツのどこがいいの?運動神経悪いし、頭悪いし…」
「いいの。そこが長居のいい所 」
だってさ…と呆れ顔で言う遥斗を
置いて、俺はそっと長居の近くに
行く。話しかけられるかも、と
無駄な期待をするだけだが。
「お、真山〜!おはよっ!」
長居はくしゃりとした笑顔で笑ってくれた。
「おはよう。」目が合わせれない。
可愛い。眩しい。その白い肌が
変に痩せ細っていない…
ぽてっとした体が可愛い。
「あの…」俺が言いかけた瞬間、
後ろから巨体の気配。
張 達志だ。
「おいデブ、デブなんだから動け 」
…は??今、今、なんて?
長居に言ったのか?は?
今にも飛びかかりそうな拳を
なんとか堪える。
「…うるさいなー笑、お前もデブだろっての!笑笑」
笑う彼女は、なにかいつもの笑顔ではなかった。
そりゃそうだ。女の子にこんな
酷い言い方して。悲しいよな
でも
俺は庇えなかった
俺は陰キャで
だから
だから
何も言えなかった
何か言ったら俺は陰キャの陰キャになる。ノリが悪いって。長居も笑ってるから大丈夫。…ごめんなさいごめんごめんごめんごめんなさい長居、許してくれるよな?笑ってるもんな
「ねえ…大丈夫?真山、疲れてる?」
…「はっ…あ、…うん。」
呆気にとられた顔をして言う俺に
優しく微笑んで
「あははっ、撫でてあげようか?笑」
…「………え?は?え?あ!?ん!?」
冗談と気づくのに数秒迷った
「もお!!冗談だってば!笑笑」
ふざけて笑う君はとても
とても美しかった
取られたくないよ
嫌だ 嫌だ 嫌だ 嫌だ
俺は家に帰っていた。
いつの間にか夜で
ああそうか。家に帰って
すぐ寝たんだ
「長居…可愛かったなー。」
独り言を言う。
今親は勤務時間なので家にいない
プルルルルル プルルルルル
「誰だ…?橋倉か…?」
… 見覚えのある アイコン
いつも俺が眺めてた
… 「長居いいいい!?!?!?」
慌てて電話に出る
「ど、どうしたの?」
震えた声で話す俺。
「あ、でた!あんね!明日、暇?」
「土曜だからさ、
プール行きたいなって」
遊びの誘い…ってこと…!?!?
そんなの断る理由はないだろう。
「う、うん!俺も行くよ!」
「ほんと〜!!?やった! 」
「学校の皆でプールとか楽しみ!」
…あ。
そりゃそうだな。皆くる。
「あ、……だな。はは」
「真山ってアイス何好き?」
「私はね、イチゴ!!」
…「俺も、イチゴ。美味いよな」
「えへへ!だよねだよね!うまい!」
幸 せ だ な ぁ
こ ん な 幸 せ な 時 間
ず っ と … 続 け ば …
「ああああああああぁぁぁ!
やばすぎ!忘れてた!
今日空手!!あーごめん!!
切るね!バイバイ〜!」
慌ててドタバタと
支度をする音が聞こえる
「お、おう!じゃあなっ!」
「うん!!」
ブチッ
「はーーー…っっ!!可愛すぎる」
愛が溢れてくるような高揚感
なんて可愛いんだ…!!
クールを装う俺は
中身はこんな変態なのに…
長居は…優しくしてくれて…
「そういや…今日触れられる事多かったな…」
もしかして、俺のこと好きとか?
だってずっと俺の事見てくれるし?
…タイプとか前話してたな
メガネ…だっけ
俺じゃん。
優しいとか…俺じゃん?笑
んっ…
「あーティッシュティッシュ…」
ごめん長居
こんな俺嫌だよね
でも
男ってこんなんだから
ごめん
好きだよ
大好きだから
そういうこと妄想するから
…だから
ごめん
長居
好きだ
次回へ続く
コメント
1件
ああ、第1話読み終えました…!もう、真山くんの感情の渦みたいなのがすごく伝わってきて、胸がぎゅっとなりました。長居さんを「取られたくない」って思う独占欲と、自分は陰キャだって卑下するところ、でも電話で「イチゴ」って合わせちゃう純粋な嬉しさ…全部リアルで愛しい。特に「ごめんなさい」を繰り返すシーン、切なかったなあ。甜さん、繊細な心理描写が本当にお上手ですね。続きが気になります🌷