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これからどうしよう…。
早垣茜。通りすがったおばさんに助けてもらい店まで来たはいいものの、これからどうするのか。そこで2024年に友達だった湊と同じ苗字の人と出会った___
「おばさんっ、ここでお手伝いさせてください!」
もう帰れない。そう思った。ならばここで働くしかないと茜は確信した。
「あらいいのぉ?ちょうど今、人が少なくて困っていたのよ、じゃあお願いねぇ」
よし来たいける。生きれる。
「分かりました!」
「じゃあ茜ちゃん早速なんだけれども、地図を渡すからその場所に行ってくれないかなぁ」
「はい!なんでも頑張ります!」
茜は地図を受け取り自転車でその場所まで行った。
え、、ここって、八百屋…だよね
カランコロンと入店した時にベルが鳴る
「何買うんだっけ…あっここに書いてある」
・玉ねぎ
・なす
・ごぼう
か…よし、店内を回ってみよう。
地球温暖化のこともあり、かなりどの野菜も状態が悪い。
「お嬢ちゃん何を探しておるか?」
八百屋の人が話しかけてきた。
「玉ねぎとかごぼうとか探しています…」
急に話しかけられたもんでかなり戸惑う。
「そうかい!今ちょうど野菜がとれたから後で持って行くよ。お店の名前はなに?」
スー、、なんだったかなあ、、確か、あけ…あけみ食堂みたいな…
「あ、あけみ食堂… 」
みたいな確か、、、。伝わるかな、、、。
「ああ!松本さんのところかい!でも嬢ちゃん前はいなかったよな?」
「はい…働かさせてもらっています。」
「そうか!わかったよ。後で持っていくから待っておきな。」
採れたてのお野菜が貰えるなんて!ラッキー!
坂をおりていきお店に着いた。
ガラガラと戸を引く。
「あらまあ随分と早かったわねえ。買ってきてくれたかしら。」
「八百屋さんが今ちょうど野菜がとれたから、持ってきてくれるって言ってました」
おばさんの顔がニコッと笑う。嬉しそうな顔だ。
「そうなのかい!?嬉しいわぁ。茜ちゃん、ありがとうね」
私は別に何もしていないけれど…おばさんが喜んでくれたならいいや。良かった。
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早垣 茜。お店をよく見て。