当たり前とはいつか壊れる。
それが今日だとは思わなかったさ。
デスゲーム?あほくさ。
「そんなの俺が一番に死ぬに決まってるやんけ… 」
タクマ、それが俺の名前。
俺は今日もいつも通り登校した、D坂を登って右にまっすぐ。
そういつも通りにな。
俺がいつも通りにしてても環境は変わる、運命はやってくるらしい。
《やあやあ、ようこそ!これからみなさんにはデスゲームをしてもらいます!》
登校してすぐのことだった。
ノイズ混じりのちょい幼い声。
最初はだれかのイタズラかと思った。
いつまで経っても来ん教師と物音ひとつない校内、いよいよ怖なった。
誰だかわからんけどクラスメイトが教室から出ようと扉に近づいたとき、俺はちびったよ。
クラスメイトは扉に触れる寸前で真っ黒焦げになった。
男か女か、人かすらも疑うほどに。
やばい、そう思ったときには遅かった。
頭が痛い。足が動かん。怖い。逃げたい。怖い。こわい。こわい。
「死にたない…。」
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