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花凛💙可愛い
泣ける。
遅くなってごめんなさい💦 阿部ちゃんお誕生日おめでとう🎂インライ可愛かったぁ🤤 誕生日までにstory間に合ってなくてないですが許してください🙏無理やり感半端なく北海道Liveもすっ飛ばしてます😔秋のせいです😅
蓮 side
翔太と付き合って愛おしさを知った。
別れてから孤独を知った。
長い片思いの末に入り込んだトンネルは未だに一筋の明かりも見えずに愛おしい人は俺の存在に気付かずどんどん離れて行く。
酷い扱い方をしていた佐久間くんは未だに翔太から必要とされ、俺は必要とされていない。
あんなに愛し合った日々に俺が縋ってしまうのは必然だろう?
翔太💙『痛いよ…蓮』
握り直した手が火傷の箇所に当たってしまっていた。慌てて手を離すと反対側に回り込んだ翔太は〝こっちなら平気//昔はよく左手握ってた…そうでしょ? 〟車道側を歩かせまいと握った左手。俺の右側は常に翔太の定位置だった……潤んだ瞳を見られまいと車道を走るタクシーに手を伸ばすと俺の前を素通りして行く。
蓮 🖤『ふふっ…存在薄いな……オレ』
突然離れた左手が踵を返して、来た道を戻って行く。いつだって誰にだって優しい翔太がとうとう俺の手を離した・・・
翔太💙『おーい止まれ!おーい!』
ライブの練習で疲れているはずの翔太は小さな身体を目一杯伸ばして大の字にジャンプすると200M程通り過ぎた所でタクシーが止まった。
翔太💙『ふふっアピールが甘いんだよ//三十代舐めんなよ蓮』
蓮 🖤『ふはっ!最高だよ……翔太』
〝早く走るぞ!〟右手を掴んだ翔太くんはやっぱり俺の左側から、明るい笑顔で笑っていた。敵わないなこの人には…どうしたって好き過ぎる。
翔太💙『んっ……待って蓮……やめてダメ』
マンションに帰り着くなり玄関先で性急に翔太を求めた。外気に晒された身体は冷えていてシャツを捲ると冷たい手で撫で上げた。真っ白なお腹が一歩後退すると背中に回った手で捕らえた身体は密着し、掴まえた左手首を壁に押し当てると、観念したのか、右手がダラリと床に向かって下ろされた。
今なんだよ…今君が欲しいんだ。
押し付けた唇が重なるとそこは隙間なく固く閉ざされており、翔太の強い意志が窺えてその鉄壁の守りを崩したくなった。
昔はキスだの何だの常に俺を求めて離れなかった…忙しなく過ぎる時の中で翔太からの愛は次第に重くなる一方、仕事は順調で新しい挑戦を次々とこなす中生まれた亀裂は、みるみるうちに俺らを引き裂いて結局は翔太くんの煩わしさから逃げ2人は別れを迎えた。
あの頃に戻りたいだなんて自分から手を離しておいて、都合が良過ぎる事も重々承知しているものの、好きと言う感情が溢れ出て抑えようがない。もうあの頃の翔太は何処にも居なくて、佐久間くんの言う通り、玄関ホールに無様に愛する人を貪る音が響き、惨めな俺が涙を流しながら彼への侵入口を探した。涙を流しながら別れたくないと俺に縋ったあの頃の翔太と今の俺は何が違うのだろうか?
口を開け講義の声を上げようとした翔太の中に舌が入ると、頰を赤く染めそのまま床へと朽ちていく姿は可愛かった。
翔太💙『触ってる💢触りまくって何だったら変態行為まであるぞ!もう出て行くから!離してお願い』
蓮 🖤『一回は一回だろ?俺の目の前でセックスしたんだ忘れたの?』
翔太💙『見せつけたわけじゃない!見られたの!』
蓮 🖤『コソコソやってる方がタチ悪いよ君達こそ別れるべきだ』
〝反省してます〟背筋を伸ばし玄関の床に正座をすると三つ指ついて〝何卒今日は身体を休ませてください。明日はライブだ早く寝ようそしてお腹が空きました〟…との事らしい。
蓮 🖤『いいのね?勃っちゃってるけど?』
〝へっ?………もうやだぁ///〟どうしよもないなこの人…。翔太くんはもっこりを隠そうと躍起になっているが耳まで真っ赤だ。〝お前が変なことするからだろ〟キスしたくらいで反応する翔太にも問題があるだろう。ではなるべく負担軽減との事で優しく掬い上げベットへと運ぶと大人しく横になっている。どうやらOKが出たようだ。
蓮 🖤『俺の事好きだった翔太は?今どこにいるの?もう戻って来ないの…俺の愛は何で君に届かない?』
居候中のサンキャッチャーはバランスが悪く無風のはずの窓側でぐるぐると方向を見失いながら回っている。ギリギリまで目一杯回ると今度は逆回転になりぐるぐると回り出した。
白い腕を伸ばして人差し指でクルクルして見せると悲しそうに見つめながら〝さっちゃん目が回っちゃうよ? 〟なんて言ってサンキャッチャーにも優しい翔太くんはこんな俺にもいつだって優しくて、伸ばした人差し指を俺に向けると〝きっと頭が回っちゃってるんだ大丈夫そのうち治るよ?おいで蓮〟涙で愛する人の表情は窺い知れず、ストンと翔太の胸に収まった俺の頭を撫でた。
翔太💙『お前にだっていつか出来るよ…本気で愛してくれる人』
蓮 🖤『君にだけ愛されたいんだ』
翔太💙『参ったねぇ……モテモテだ俺』
寝室の電気を消しベットボードのスポットライトを灯すとクルクル回るサンキャッチャーに当たってミラーボールの光のように寝室が華やぐと、翔太は観念したような表情を浮かべて恥ずかしそうに目を逸らした。
指を絡ませてシーツに縫い付けると顔を真横に向けて少しの反発を見せた翔太の綺麗に浮き出た胸鎖乳突筋に舌を這わした。繋がる指先に力が籠り下唇を食む姿が意地らしい〝ちゃんと見ろよ?受け止めて感じて〟俺の愛を真っ直ぐ受け止めろよ…どうせ心に届かないのなら今この時だけはちゃんと俺を知って欲しい……
翔太💙『んっ……』
シャツを捲り親指で胸の先端擦れば甘い吐息が漏れる。〝胸弄られるの好きだよね?変わらないな〟舌で舐めとり吸い上げると、少しずつ蕾が固くなりぷっくりと膨らむと気持ち良さそうに息遣いが荒くなり再び上昇し胸を摘みながら耳の中を舐めまわせば同時に与えられた快楽に、シーツの上で翔太の白く細い足が踊った。変わらないものと変わったもの…俺にはその違いが分からない。ただ俺は愛されなくなって翔太は他の人を愛した。
翔太💙『はぁっ……あんっ…っ!』
足の指が伸びたり縮んだりシーツの上で悶える姿が美しく、俺の与える一つ一つの刺激に感じている姿に背中がゾクゾクと音を立てた。もっと踊らせたい…もっとベットの上で善がる姿を見ていたい。
ベットボードに身体を預け翔太を後ろから抱き上げると再び耳の中を侵し舌を這わすと徐々に競り出した下半身を布の上から撫で上げる。抵抗する翔太の腕を捕らえて下着を剥いだ。
翔太💙『れっ…んっ……はあっダメ///』
蓮 🖤『可愛い…いいよ気持ち良くなりなさい?誰も見てない…2人しか知らない秘密をたくさん作ろう』
翔太💙『やめてねっお願い蓮…ンンンンッはあっ…やっあんっ!』
先走りで溢れたソコは水音を響かせイヤらしく湿り気を帯びて糸を引くと先端を擦るたびにビクビクと腰を震わせ鳴き叫び、抵抗する事も叶わない翔太の身体はイヤらしく愛液を垂らして訪れる快感に沈んでいく。絶頂を迎えられずヒクツク花茎は膨らみ苦しそうに勃ち上がったままで涙を流しながら懇願する翔太は可愛い。
翔太💙『お願いイかせて…』
蓮 🖤『いいよ///俺のも気持ち良くして?』
差し出した熱塊を口に含んだ翔太の後孔に舌を這わした。限界を迎えていた花茎がよりピンと臍に向かって伸びヒクヒクと動く隘路に指を突っ込むと、花茎を掴んで下に扱いた。掴んでいた熱塊から手が離れシーツに掴まると声を荒げて鳴いている。
翔太💙『あんっ……ンンンンッ///れんっ!あぁあっ……』
蓮 🖤『ふふっ…ちゃんと俺のも気持ち良くしな?いつまで経ってもイけないよ?』
ピチャピチャと音を立てて後孔を舐めあげられ、指を咥えた翔太の隘路は柔らかく解れると、気持ち良さそうに腰が自然と上下に揺れた。
翔太💙『やっ……んっ気持ちイイあっ……やだぁ勝手に腰がぁっ……』
蓮 🖤『そうだね勝手に動いてる…大丈夫翔太のせいじゃないんだよ?気持ちイイね翔太//すっごく可愛いよ』
四つん這いのまま膝が腰が揺れ、後孔に指を咥えたま下へと扱かれた花茎から白濁が放たれると漸く迎えた絶頂に、翔太の身体はそのままベットに沈んだ。割挿入った俺の熱塊が翔太の中に侵入すると突っ伏していた翔太が後ろを振り向き小さな声で〝マジかよ…〟と呟き思わずクスクス笑ってしまった。
翔太💙『言えよ変態…不法侵入だぞ💢』
蓮 🖤『入りました♡事後報告でごめんね////』
翔太💙『はぁっクソ……一回はいっかい!これで終わりだからな💢』
蓮 🖤『はーい♡』
オチャラケていないとどうにかなりそうだった。翔太から言われなくったって終わりが来るのは分かっている。俺がそれを受け入れられないだけの事だ。安心して翔太…きっともうすぐ終わるんだろ?優しい君はきっと答えを知っていて俺が傷付かないように自分を犠牲にしているんだ。それを分かっていても君から離れられないのは翔太という存在がそれだけ罪深いのだろう。
不乱に腰を振る行為は、単なる動物の本能だろうか?汗を流して快楽を求めて繋がり合い、セックスに勤しむ2人の男の間には一方通行の愛しかない。
翔太💙『お前は間違ってるね……愛って一つじゃないから//蓮は1人じゃないよ?』
〝はあっ?何急に〟腰を掴んで抽挿を繰り返す俺に、滴る汗を拭いながら翔太は笑顔で答えた。
翔太💙『一方通行の愛なんかじゃない…俺は蓮の事、大事な人だって思ってる////亮平の愛とは違うってだけだ…一人の人間として友達として愛してやまない……これじゃダメかな?』
〝フッ…説得力ない…益々好きになったけど大丈夫???〟律動を早めて最奥を突いた。〝マジかぁ〟なんて言いながらシーツを鷲掴みして必死に快感から逃れようとする愛しき人の胸を掴んで起き上がらせると下から勢いよく上へと向けて突き上げると二人同時に白濁を放って果てた。
亮平 side
♪ピンポーン……ピンポーン…ぴっ
蓮 🖤『うるさいよ💢朝っぱらから何?』
亮平💚『開けろよ変態』
蓮 🖤『開けてもいいけど翔太はまだ服着てないよ』
亮平💚『あ💢ふざけるなよ!今日は俺の日だろ』
蓮 🖤『もう怪我は治ったから誕生日まで大人しく待ちなよ』
〝ごめんね…〟小さな声で申し訳なさそうにそう言った翔太が蓮に連れられて行く後ろ姿が脳裏に焼き付いて昨夜はなかなか寝付けなかった。佐久間も翔太を心配してか、俺をマンションまで送り届けるとハザードランプを点けた車内、車から降りる俺の腕を取ると〝明日朝迎えに来るから…二人で翔太取り返しに行こう〟そう言われてムカついた俺は〝 お前の翔太でもないからな💢勘違いしないで!一人で行けるから大丈夫〟 なんて…やっぱり佐久間に甘えれば良かった。〝服着てない〟そんな意地悪な発言に今にも泣き出してしまいそうな自分がいて、奥歯をグッと噛み締めた。
亮平💚『ロビーで待たせてもらうから…早く連れてきて……会いたいの』
蓮 🖤『…じゃあ3人で行こう。近くの喫茶店で待ってて?時間がかかるから』
〝裏の公園で待ってる〟とぼとぼと足取り重く公園までの道のりがやけに遠く感じた。落ち葉が風に吹かれてカラカラ乾いた音を立ててベンチに座る俺の前を通り過ぎて行く。色とりどりの落ち葉を拾うと意外とたくさんの色がある事に気づいた。
〝時間がかかる〟……裸だから?朝ごはんがまだだから?シャワーでも浴びてる?一人で?…二人とか……まさかね。
ひとりの時間が増えると碌なことはない。有る事無い事考えてしまってネガティブな感情しか生まれない。…待ち時間で作った落ち葉アート、翔太の大好きなパンダの筈が…何これ不安や鬱憤を、消し去るように足で蹴散らかすと涙が溢れて地面に落ちた。
亮平💚『いつまで待ってればいいの…』
心が限界を知らせている。きっと秋のせいだ…
実りを終えた植物たちが収穫され、木々が枯れるこの季節。
果たして俺は何か収穫できたのだろうか?冬へ向かって日が短くなるに連れ物憂げな気持ちになって心に隙間風が吹いている。
冬籠の準備のために落ちた枯葉が俺の心を荒んでいく。自然のサイクルに俺の気持ちは呼応し、ちょっとだけおセンチなだけだ。決してあの二人のせいなんかじゃない…
流した涙の数だけ強くなれればいいのに。風が吹き俺の身体を冷やすと首を窄めて手を擦り合わせた。冬はもうすぐそこまで来てるのに…温めてくれる人は近くにいない。
翔太💙『亮平!リョウヘイ♡おはよっ!冷たっ蓮の家で待ってれば良かったのに?風邪ひいちゃうよ。マフラー貸してあげる』
亮平💚『魔法使いか何か?一瞬で心が温まった』
〝ん?〟不思議そうに首を傾げながらニコニコと笑い俺の首にマフラーを巻いた。慌てて涙を拭い下を俯いた。小さな手が不器用にマフラーを巻き終えると、その手を掴みたい衝動は、俺の膝の上の握り拳に遮られた。翔太の後ろに立つ蓮は泣き腫らした真っ赤な俺の目を見て顔を逸らした。俺だってこんな情けない姿見られたいわけじゃない…
下を俯き歩き出した足取りはちょっとだけ先程より軽く感じた。軽くスキップしながら前を歩く翔太を微笑ましく見遣りながら北海道へ向けて出発した。最後の試練なのだと自分に言い聞かせながら目の前のライブに集中する。きっと俺の誕生日には明るく二人で笑い話になってる筈だ…
仕事に忙殺され過ぎていく…翔太と会えない日々が続いた。
翔太📩『もうすぐ亮平の誕生日だね♡帰ったらパーティーしようね』
近づくタイムリミット〝プレゼント何が欲しい?〟愛する人からのメッセージに返事はただの一言だけ
亮平📩『翔太に会いたい…』
質問の答えになってないよって怒られるかと思ったら返ってきた返信は〝俺も〟その一言であともう少しだけ頑張れる気がした・・・