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snowman
※学生パロ
…
涼❤️『……ただいま……』
俺が帰ってきたのは夜の9時。結構時間が掛かってしまった。みんなの気配がない。寝ているのだろう。
涼❤️『…部屋には、入りづらいな』
そう思い、しょーたがいつも見張るために使っている木に登った。まったく同じ…しょーたが座る場所に。
涼❤️『色々…見えるなぁ』
『街も、家も、みんなの部屋も……ポロッ』
俺は、皆と分かれるのが怖くなったのだろうか。一粒の涙がこぼれ落ちた。1番、嫌なのは…涼太と会えなくなること。
涼❤️『俺がいなくなったら、……涼太は悲しむかなぁ?……1番近くに居たはずなのに…何もしれなかった…ごめんね涼太、ここの景色は見てて飽きないよ//(微笑』
満月には届かない月が俺を照らす。
………明日は、月も涼太の心も満月だろう。
翔太💙「…りょう」
涼❤️『!クルッ…しょーたどうした?』
翔太💙「…なんで泣いてんの?」
涼❤️『ん〜…?笑 何でだろうねぇ…』
『…しょーた?』ニコッ…
翔太💙「…なんだよ…(微笑」
涼❤️『俺じゃ涼太の代わりはできない。だから涼太を好きになってくれてありがと笑…』
『次はしょーたが涼太の一番であってあげてね』
『俺からのお願い……ニコ』
翔太💙「……やだね」
涼❤️『え……?』
予想外だった。しょーたならすんなり理解してくれると思ったんだけど…俺の言葉が足りなかったか?
涼❤️『…それはどうして?笑』
翔太💙「…俺は涼太が大好き。でも涼も大好きなんだよ…代わりになんてならなくていい…だって涼は〝涼〟なんだよ」
「涼太の姿をしていても…涼は〝涼〟だから…」
涼❤️『…ふははっ笑…しょーたはどこか説得力があるよね?笑 ふぅ……笑』
翔太💙「な、なんだよ…悪いかっ//」
涼❤️『…ううん笑 しょーたらしい。』
『俺は“俺”ね……うん、そうだね』
(絶対に…覚えておくよ……)
…
照💛「結界、いい感じ?」
辰哉💜「うーん?ま、仮だしいいんじゃね?」
照💛「だな、よしっ!復旧始めるぞ」
辰哉💜「ねぇ〜ある程度でいいんじゃなーい?」
照💛「それでも長らくお世話いなったんだからしっかり直すよ!…もう戻ってこないかもだし…」
辰哉💜「…ほんとによかったの?ここ離れるなんて言って…」
💛「いいんだよ…笑 どちらにしろ俺等も狙われてるからもう住めそうになかったし…だから、最後まできちっとしなきゃ。」
辰哉💜「…チュッ」
照💛「…はぇ?//」
辰哉💜「そ~だね?ちゃんとお別れ言って、違うところに行こっか笑」
「そーゆー所も大好きだよ…照!」
照💛「…っ!心臓に悪いって…!しかも、俺から言いたかったのに!///」
辰哉💜「ふふっ笑!じゃあ待ってるね?」
「俺の旦那さん?わら 」
照💛「はぁ…笑 待っててください…」
「奥さん?笑」
蓮🖤「はぁっ⤴!!…いわふか尊っ!…やばーい…旦那さんと奥さんって…」
亮平💚「…蓮、盗み見してないで手伝って…」
蓮🖤「えー?亮平が翔太くん達見てるのとあんま変わんないと思うんだけど?」ニコニコ
亮平💚「ぅ゙…それとこれは別!」
蓮🖤「別じゃなーいっ」 ギュッ
亮平💚「あ!ちょっ!」
蓮🖤「ふふっ、抱きやすい身長になったね〜前までは俺の半分くらいだったのに。」
亮平💚「そらいつまでも子供の姿ってわけにもいかないしね」
蓮🖤「…もう辛くない?」
亮平💚「…うん、大丈夫」
「もう“僕”はいないし、“僕”に戻るつもりもない…“俺”はこれから“俺”で生きていくよ… 」
蓮🖤「…ならよかった(微笑」 ギュッ…
亮平💚「ふふっ笑……」
康二🧡「ラウー…皆イチャイチャしてサボってんで〜?」
ラウ🤍「そっとしといてあげようよ笑 やぁ〜と素直になり始めてるんだからっ!」
大介🩷「皆遅くね?笑」
「逆にいいことなの?」
ラウ🤍「それは僕にもわかんない笑」
康二🧡「まぁ俺らはずっと3人やもんなっ!」
🩷🤍「……」
康二🧡「…ぇ?まさかっ……!(涙目」
ラウ🤍「嫌、違うけど……」
大介🩷「そんな悲しいこと言うな?…」
康二🧡「あ、…ごめん……」
涼❤️『……そろそろかな』 スッ
『涼太、いくよ』
道上様、どうかお救いください。
父上の許可を得ております…
代償分、
最後の救いを…私に差し伸べてください……
札と同じ…
群青色,紅色の日が、涼に巻き付く
涼❤️『涼太、最後会えなくてごめんね?』
『また……会えたらね』 ニコッ…
「やだっ…まってよ涼っ!!」
日の落ちる間際…涼太の叫んだ声は、
微かに涼に聞こえた。
『ばいばいっ//(涙目』
『ずっと俺は“涼太の中”で生きてるよ…』
『安心して、過ごしてね?…』
パチッ…
涼太❤️「りょ……ぅ………ポロポロ…」
「やだっ…おいつかないで…俺の側にいてよ…っなんで、ずっと一緒って!…言ったのに(涙目」
日は沈み満月が神々しいほど輝いている。
でもそこには心が晴れない涼太の姿……
涼の読みは…外れたようだ。
涼太❤️「……」
涼が登っていた木に涼太が登る。
昨日、涼がここに座って月をみていたことも知らずに…
でも分かる。涼のことなんて分かりきっている。
涼太❤️「……涼」
「今日は…」
「今日はとても幸せでした…」
「明日は…晴れますか?」
この言葉は届いてるのかな…?
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涼ー泣