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「すみませんっ!遅れました!」
そう言って教室に入ってきたのは
塾1イケメンの浮所飛貴。
彼は頭のいい男子校の制服を着ている。
きっと学校内でも成績がトップクラスだろう。
塾の授業はバンバン答えていくし、
先生からの問いかけなんか
ほぼ彼のための問いかけだとしか言いようがない。
頭が良くてイケメンな人生成功者の彼に
私の気持ちは分からないだろう。
『お金持ち学校』という経歴だけが
欲しい私とは違う。
彼はいつも通り、私の隣に座る。
塾の席は決まっているからなんだけど、
私は1番後ろの窓側。
アニメのヒロインが座っている場所。
なんで浮所くんが隣なんだろ、
私が馬鹿すぎて先生が気を使ったとか?
有り得るな。
なんて考えているうちに授業は
あっという間に進んでいる。
「あのさ、」
え、?なんか浮所くんに話しかけられてる?
「え、あ、はい。」
びっくりしたぁー笑
気づいたら休憩時間に入っていた。
休憩時間は30分。
「俺、浮所飛貴。」
知ってるよ、それくらい。
「は、い。で、何か用ですか?浮所くん。」
なんか冷たいかなぁ〜?
「飛貴って呼んで?」
「へ、?」
「君名前は?」
えっ!私!?
誰かぁー!助けてぇ〜!
浮所くんみたいなイケメンとなんてっ
私、話せないから!!!!!……/////