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告白、された。
男「白布さんと別れたんですよね!?だったら俺と付き合ってください!」
そう言って手を伸ばす男の子。
誰かも分からない
今日初めて見た子。
気持ちは嬉しいけれど
『ごめんなさい、
私まだ賢二郎と付き合ってるしあなたが誰かも分からない。
だから付き合えません』
と頭を下げる。
そして、
手をまだ差し伸べたままの男の子の横を通り過ぎ教室に戻ろうと自動販売機の近くまで来ると…
『あれ?賢二郎?太一くん?
なにしてるの?』
もしかして見られた?
賢二郎は怖い顔をしていて俯いていた。
やばい、怒ってる、、?
どうしよう。
ちゃんと断ったよって話さないと。
ていうか色々話さないといけない、
『賢二郎、私ちゃんと…』
と私が言いかけた時だった
男「話が違うじゃねーかよおお!!!」
中庭の方からだ。
見ると
数人の女子とさっき私に告白した男の子が話してる。
そしてその女子の数人が私のところへ走って向かってくる。
えっ、?
え?
なに?
タイチ「なんかこっち来るぞ!」
シラブ「は!?なんだよあいつら!」
『早く逃げないと!』
太一くん、賢二郎の後ろについて逃げようと走り出すも
ズデーーーーーン
綺麗なスライディングでこけてしまった
最近全然走ってなかったせいだ
運動も全然してないし
恥ずかしい
『いたぁぁい』
シラブ「おい!大丈夫か!」
賢二郎と太一くんは前の方に行ってて急いで私の方へ向かってくる。
立たなきゃ。
そう、ゆっくり起き上がろうとするも
ポタポタ…
思っきし顔までスライディングをしてしまって鼻血が…
ズキッ
思っきし擦りむいてる、、
久しぶりに怪我したら痛いなぁ、、
と思いながらゆっくり立ち上がろうとするも
後ろから
ドン
『痛っ!』
蹴られ
また
ズデン
とおでこをぶつけてしまう。
女「おい、瀬見妹!別れたくせに白布さんと仲良くしてんじゃねーよ!!」
女「その手離せよ!」
女「そうだそうだ!」
女「あいつが可愛そうじゃねーかよ!!」
そう言って指を指す先には
男「ふぇっ…俺、、美樹さんの事好きだったのに、、」
と泣くさっきの子。
いやいや待って泣くくらい私の事好きだったの?
ほんとにごめん。
女「別れてんだったら付き合ってやれよ!!」
そそそそんな理不尽な!!
『いや、別れてませんけど…』
私がそう答えると
女「はぁ!?嘘ついてんじゃねーよ!」
ガシッと髪の毛を後ろから引っ張られる。
『痛い痛い!』
髪の毛ちぎれる!
女「自分が振られたくせにまだ彼女面してんじゃねーよ」
は????
なにいってるの???
『…何を言って』
私がそう言いかけた時だった。
「ねぇ、君たち〜何してんノ?」
この声は!!