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失敗に終わってしまった告白は。
「 好きです、付き合ってください…! 」
わたしは今日、好きな人に告白をした。
桜の花びらがもうすぐで咲きそうで、少しだけ肌寒い3月の下旬だった。
今日で中学を卒業して、好きな人とは別の高校へ行ってしまうから。
最後に後悔したくなくて告白をした。
『ごめんなさい、 あなたとは付き合えないです。』
「……………ッ!?」
結果は付き合えず、告白を拒否された。
なんで…?わたし、何処が駄目だったの?
「俺、もう彼女いるからさ。」
言われた事実は衝撃的だった。
告白をした彼は恋人がいて、その人と付き合っているらしい。
(わたし、変に期待してたや…。)
“そうだったんだね、お幸せに。”と言って、仲のいい友達のもとへ合流する。
友達の前では上手に笑わなきゃ。
でも、うまく笑顔を作れてる自信は無い。
今は悪夢を誤魔化すためだけに、無理やり笑顔で過ごしている。
この世に神様がいるなら願いたいな。
もう一度やり直したい、な〜んてね。
(叶うわけ、無いのにな…。)
───── 叶えること、できるよ。
ほんの一瞬、幻聴が聞こえた気がした。
神様なんて世界には居ないから、叶うわけないんだろうね。
でも、わたしにはよくわからない。
居ないと思うしか、無い気がしている。
それでも、神様の声は聞こえる。
(なんなの…、意味分かんないよ…。)