捨てられた少女は、何の感情もみせず、人形のように表情を崩さない。
[捨てるのに手がかからない子ねw]
親達は笑いながら帰っていった。
少女は、空をただボーッと気力のない様子で見上げた
そこに、誰かが通りかかった。
中高生ぐらいの少年である。
[ん‥?捨てられてる‥?]
少年は少女を視界に入れた。
少女は少年をくいいるようにみている。
[あんまりみられると緊張して頭が回んなくなるってゆーかさ‥]
[そう]
[いや、それ以外の感想は?]
[ない]
[そうかそうか]
[うん]
さっきから1つの会話に二文字しか話してねぇ!]
[なんて名前?]
[俺は、金原宮木]
[宮木、よろしくね]
[あいよ!]
少女はこの少年に1%の興味を持った。
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