TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

無能な僕の結末

一覧ページ

「無能な僕の結末」のメインビジュアル

無能な僕の結末

5 - 第5話

♥

633

2024年01月03日

シェアするシェアする
報告する

【ut side】

頭を触られる感覚を覚え、目を開ける。


横を見ると、ご飯を持ってきてくれたのであろうシャオちゃんとエーミールがいた。

シャオちゃんは心做しか元気がない&目が赤くなってるように見える。


sho「あ、起こしてもた、?ごめん…」


ut「いや…平気やで」

「…目赤いけどどうしたん?」


sho「ッ…いや、何もないで」

「気にしんといて?」


僕が何回聞いてもシャオちゃんははぐらかすだけ…

諦めて僕はご飯を食べることにした。










午後9時。

ご飯を食べ、誰にも見られないように風呂に入った。

ここまではいつも通りだった…




ut「…..ロボロ、?」

そこには壁にもたれながらしゃがんでいるロボロがいた。


rbr「ッッッ…..だっ…せんせ、?」


…シャオロンとエーミール以外からその名前を呼ばれるのは久しぶりだ。


ut「ど、どないしたん?しんどいん?」


少々怖かったが、頑張ってロボロの側へいく。

ロボロの目の下には隈が酷く、それに加えて顔面蒼白だった。

いかにも、倒れますって言ってるような感じ…


rbr「ぁ…だい、じょうぶ、や…..」


ロボロはそう言いながら立つが、とてもフラフラしていて、見ていられなかった。

僕はロボロを抱っこし、とりあえずロボロの部屋へ連れていく。


rbr「ッッッ…!!!大丈夫…っやから…!はな、せ…!」


ロボロは僕の腕の中で暴れるが、やはり体調不良のせいかあまり力は出ていなかった。

ロボロの部屋に着き、とりあえずロボロをベッドに寝かす。


ut「っ…シッマ達呼んでくるから…大人しく、しといて、」


僕がそう言い、部屋から出ようとすると、偶然、トントンとショッピに会ってしまった。


ut「っ…!!!」


shp「あれ〜無能やないですか、」

tn「こんなとこで何しとんねん」


2人の冷たい視線が刺さる。

でも…言わなければ…!


ut「っ…ロボロが体調不良、らしいねん、!」

「看病…したってや」


そこまで聞くと、トントンは勢いよくロボロの部屋に入った。

…とりあえず、これで大丈夫や、


…でも、安心はつかの間、僕に疑いが課せられた。


shp「…ほんとはあんたが薬持ったんちゃう?」


ut「!?」

「そんなこと、してへんから!」


shp「は?そう言ってまた誰かを傷つけるんすか?」


ショッピは僕に対して、冷たい言葉を解き放つ。

…あれだけ仲良くしていた後輩にこんな言われるなんて…しんどい、辛い以外なにもない。


rbr「ッッッ…そ、いつは、関係…ないからっ!」


ロボロが僕達に向かって言う。

…ロボロが僕を庇ってくれただけで僕は涙がこみあがった。

涙を堪えるのに必死な中、ショッピはぼくに向かって言う。


shp「何もないなら、はよ帰ってくれません?こんなんまるで悪いみたいになってるじゃないですか」


ut「っ…ごめん、」


僕はショッピに謝り、ダッシュで自分の部屋に戻る。

部屋の近くでシャオロンとエーミールに会った。


sho「あ、大先生…って…」


2人は僕の泣きそうな顔に気づくと、すぐに部屋に連れてって僕の背中をさすったり、してくれた。


味方のありがたさとロボロのあの優しさに感動(?)して、僕はずっと泣き続けるしか出来なかった…

loading

この作品はいかがでしたか?

633

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚