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無能な僕の結末

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無能な僕の結末

6 - 第6話

♥

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2024年01月06日

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【rbr side】

あいつ…大先生が去ってから、俺はトントンとショッピくんに異様なぐらい看病された。

…まぁ、助かるんやけど。


でも、アイツのこと考えると、頭痛と…酷い時は吐き気がとまらない。

どこかノイズがかかってるみたいな…考えるなと言われてるみたいな…

そんな感じにあいつとの過去…思い出が思い出せない。

あいつはこの国の初期メンバーでもある。付き合いは長い…







なのに、何一つ覚えていないのは…なぜ、?






rbr「…なぁトントン?」


tn「どないしたんや?」


話しかけると、優しく答えてくれるトントン。


rbr「…俺、あいつの事考えたら、頭痛くなんねん」

「…トントンは、ならんの?」


俺は少し声のトーンを下げてから言った。

もしコネシマとかがそばにおったら、何か言われるのは必然やと思ったから…


tn「…….なるよ、」


rbr「…ぇ?」


tn「だから、なるって言うとるやん」


少し予想外な答えがかえってきて、ちょっとビックリしてもたわ…


rbr「…これ、なんかおかしないか?」


tn「やっぱりロボロも思うか…」


あいつの事考えたら起こる激しい頭痛と吐き気。

ノイズがかかっているように思い出せないあいつとの過去、思い出。

自分らでもわかるほど、いきなり豹変した自分達のあいつへの…大先生への態度。


大先生との思い出が思い出せないほど、どうでも良いものだったと言われてみればそれで終わってしまうのかもしれないが…


絶対に違う。

確かにあいつがシャオロンを傷つけたのかもしれないが、そんな…楽しかったこと、嬉しかったことが何一つないとかはありえない。


…あいつと俺の性格上、ひとつはあるはずだ。


rbr「…俺、シャオロン側に行ってもええ、?」


tn「いってどうするすつもりや?あいつの為になんか出来るんか?」


rbr「トントンは、今まで通りの立ち位置でええ…俺は…..やっぱなんかおかしい気がしてきたんや」

「…俺の直感が違うって言ってるんや…」


tn「…..好きにすればええ」

「でも、シッマ達になんか言われても知らんで」


トントンは優しいなって思う。

今、こうして俺とトントンは対立する立場になったはずやのに…俺の事、心配してくれてる。







rbr「大丈夫やで、」

「…ありがとうな、トントン」







✂︎—————–㋖㋷㋣㋷線——————-✂︎

【ut side】


ut「書類…..持ってきました、」


tn「そうか、」


僕はもうそろそろ限界やった。

身体も…心も…。


だから、そろそろ死のうかなって思ってる。

その方が皆気分ええやろうし、シャオちゃん達には迷惑かけるかもだけど…..


でも、もう十分頑張ったと思うねん?

そりゃ人によってはもっと酷いいじめがあるんかもしれんけどさ…僕が耐えれるのはここまでやったって事や。


tn「ん、」


トントンから新しい書類を渡される。

でも、少し異常だった。


u「…ぇ」


トントンの手の中にある新しい書類は5枚程しか無かった。

今まで10枚以上はあったのに。


…あ、そうか、そうよな、

今手元に書類ないから今からまた取りに行くんよな、うん、きっとそう、!


でもトントンは微動だにせず、黙々と机の上にある書類をさばいていく。


で、しまいには


tn「なんでまだおんねん、はよ帰りや」


って言ってくる。

…え、なんか優しくなってる?


まぁもしかしたらシャオちゃん達がなんか言ってくれたんかなって…


でもシャオちゃん達は違うって…またまたぁ!!!



…でも、トントンが優しくなってるのは確かやな…

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