第2話
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その後、私たちはそト回リを調べた。
何もおかしい所はなかった。
もちろん二宮金次郎も動かなかった。
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▶てんside.
艿兎 「えーっと……」
艿兎 「七不思議に何があるかわかる…」
文翔 「あ、図書室とか」
艿兎 「図書室の本にあるかなぁ〜」
てん 「じゃあ行こ!!」
好奇心を抑えられず 走って玄関まで行った。
ただ、走っていたカら見つかってしまった。
ブつかってしまった、あの人に。
?? 「ん、?誰ですかそこに居るの 」
?? 「子供は帰る時間だぞ〜?」
てん 「え、あっ…いやっ、あの、」
艿兎 「ちょ、ちょっと忘れ物を…」
?? 「忘れ物?なんでこんな時間に」
文翔 「今日必要なの忘れてて…」
朔久 「自分、警備員してる朔久です」
朔久 「何か危なかったら叫んでください」
朔久 「聞こえたら急いで行くんで」
文翔 「聞こえたら……」
朔久 「そう、聞こえたら」
艿兎 「てんちゃ、大声任せた」
てん 「まかせられた!!」
朔久 「……12時までに帰らないと」
朔久 「ね???」
朔久 「君達がどうなるか知らないよ、じゃ」
あの男の警備員さん怖かったな
12時過ぎたらどうなるんだろ。
……あ、そうだ図書室に行くんだった
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ガララッ
てん 「がらがらぁ〜っ!」
艿兎 「んー図書室結構暗いね」
文翔 「でも広いから電気付けたらバレるだろ」
てん 「そうだねぇ〜あ、スマホのライト使お」
てん 「え、圏外じゃん」
艿兎 「でもライトは使えるでしょ?」
てん 「うん!」
文翔 「じゃあ探すかぁ七不思議関連」
2人 「はーい」
バタッドサッドッ
本を探して机の上に置いていく
机が埋もれそうなほどに。
そしてついに恐れていた事が
てん 「あ」
ドサッバタッ
重ねていた本が崩れて落ちてしまった。
大きな音が鳴ると同時に
見知らぬ誰かの声が聞こえた。
文翔 「えっちょぉ!!めっちゃ崩れて、」
艿兎 「うぁぁぁ直さなきゃ!!」
てん 「ねぇどうしよぉぉぉ!!」
?? 「うるさい」
?? 「今日沢山寝る予定だったのに」
声がした方をみると
学ランを着た男子がこちらを見ていた。
文翔 「え、だれ……」
蒼空 「そら」
文翔 「そら…は、何でここに居るんだ、?」
蒼空 「は?そりゃ居るでしょ」
蒼空 「”七不思議”だから」
3人 「…………え?」
思いがけない所で
七不思議に遭遇してしまった。
こんなに簡単に見えて良いのだろうか
それトも見える理由があるのだろうか。
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……私たちが困惑していたとき、
先に口を開いたのは蒼空だった。
蒼空 「え?七不思議知らないの…?」
艿兎 「いや、知ってるけど…」
てん 「君が七不思議ってどういう事?」
文翔 「どうせ嘘とかなんじゃねぇのー」
蒼空 「あぁ…なんだ、同類じゃないのか」ボソッ
蒼空 「まぁ早く帰りなよ」
蒼空 「起こされたから眠いんだ」
そういって蒼空はこちらに来て本を手渡す。
その本には「×青學園七不思議」と書いてある。
×の部分は読めないが恐らく天だろう。
文翔 「ふーん…これみたら分かるのか」
艿兎 「起こしちゃ悪いし廊下で読もうか」
てん 「あ、ねぇねぇここの部分っt……
蒼空 「睡眠妨害だけはすんな」
話をそらされた気がした。
でも手がかりになりそうな本くれたし
話しかけない方がいいのかな、
そう思いながら
先に図書室を出た2人の背中を追いかける。
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2人を見失ってないか不安だったけど
2人は突き当たりの広場で止まっていた。
艿兎 「んーと、ここに○○室だよね?」
文翔 「確かそう」
てん 「2人ともなにしてるのー?」
艿兎 「今学校の図描いてるよ〜」
艿兎 「探したとこ潰せるように」
文翔 「俺はさっきの七不思議の本見てるよ」
てん 「へぇ〜じゃあ私も本見ようかな」
ピラッ…… 何か紙が落ちた。
文翔 「あ、なんか落ちた」
てん 「なにこれ〜私見てみるね!」
〈献立予定表〉
・この紙は給食室に置いていて下さい。
・給食室から持ち出さないで下さい。
てん 「……?給食室に置いとくやつ?」
てん 「本に挟んでちゃ駄目っぽいけど…」
文翔 「あー…持ってく?どうせ行くし」
艿兎 「ちょうど描き終わったしいこうか!!」
そうして私たちは玄関外にある
給食室に話しながら向かっていった。
文翔 「そういやさ、さっきいた蒼空?」
文翔 「あいつ本当に七不思議らしいぞ」
てん 「え……!?」
文翔 「本にあった特徴と似てた…」
艿兎 「んーじゃあ1人目見つけたのかな?」
てん 「そうかもしれないねぇ…」
玄関まで行くと
強い風が吹いていて夜の寒さを感じた。
玄関の隣でガタガタと音が鳴っている
この扉の先が給食室だ。
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・広場で書いていた手書きの構内図
コメント
12件
手書きの校内図はバグですぐ消える為 再掲しません
ウオオオオオオオ 最初の七不思議ぃぃぃぃぃぃぃ もう好き 次なにすんだろ( ᐙ )
そらぁああああwwww