テラーノベル
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パニック障害のことを打ち明けてから数日。
兄たちは今まで以上に、らぴすの様子を気にかけるようになった。
心音 「今日は動画撮影だけだから、無理しなくていいぞ。」
らぴす 「うん!」
ロゼ 「少しでも体調が悪くなったらすぐ言え。」
らぴす 「わかった。」
メルト 「今日はゲーム企画だって」
らいと 「編集も楽しみやね。」
みかさ 「じゃあ準備しよ~。」
六人は撮影部屋へ向かった。
撮影が始まってしばらくすると、外で工事が始まった。
ガガガガガッ!!
大きな機械の音が部屋まで響く。
メルト 「うわ、今日は工事してるじゃん。」
らいと 「結構うるさいな。」
その時だった。
らぴす 「っ……!」
らぴすは突然耳を押さえてしゃがみ込んだ。
呼吸が速くなる。
心音 「らぴす!」
ロゼ 「どうした!」
らぴす 「やだ……音が……」
みかさ 「音?」
さらに外から大きな音が聞こえる。
ガンッ!! ガガガッ!!
らぴす 「いやっ……!」
耳を塞いでも苦しそうな表情は変わらない。
メルト 「撮影中止」
らいとはすぐに窓を閉め、カーテンを引いた。
心音はらぴすの隣に座る。
心音 「大丈夫。ゆっくりでいい。」
しばらくして工事の音が小さくなると、らぴすの呼吸も少しずつ落ち着いてい
った。
ロゼ 「らぴす。」
らぴす 「……。」
ロゼ 「今のは病気か?」
らぴすは小さく頷く。
らぴす 「……聴覚過敏。」
メルト 「だからあんなに苦しそうだったのか……。」
みかさ 「普通の人より音が大きく聞こえるんだな。」
らぴす 「急に大きい音がすると……すごく苦しくなるの。」
らいと 「そんなことまで一人で抱えてたのか。」
らぴす 「心配かけたくなくて……。」
心音は優しく微笑み、らぴすの頭を撫でた。
心音 「心配するのは兄の役目。」
ロゼ 「だから遠慮するな。」
らいと 「俺たちはずっと味方だ。」
みかさ 「何があっても支えるからね。」
メルト 「約束」
らぴす 「……ありがとう。」
らぴすの目には涙が浮かんでいた。
九つの秘密のうち、八つは兄たちに知られた。
残る秘密は、あと一つ。
それは、らぴすが一番知られたくなかった秘密だった。
もし打ち明ければ、兄たちは悲しむかもしれない。
それでも、隠し続けることはもう限界だった──。
――続く。
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コメント
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続き楽しみ!
続き楽しみしてます😊