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#心音くん愛され
夢燈 凪
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聴覚過敏のことを打ち明けてから一週間。
兄たちは、らぴすを一人にしないように、いつも気にかけていた。
心音 「らぴす、今日の体調は?」
らぴす 「だいじょうぶ……。」
心音 「その言葉禁止。」
らぴす 「あ……。」
メルト 「また言った。」
らいと 「もう癖なんやね。」
みかさ 「無理して笑わなくてもいいのに…。」
ロゼ 「今日は撮影も短めにしよう。」
らぴす 「ありがとう。」
優しい兄たち。
でも、らぴすの胸の中には、まだ一つだけ隠し続けている秘密があった。
その日の動画撮影。
カメラの前に立った瞬間だった。
らぴす 「……。」
急に息が苦しくなる。
手が震える。
頭の中が真っ白になる。
心音 「らぴ?」
らぴす 「ご、ごめ……。」
ロゼ 「撮影は中止。」
メルト 「無理しなくていい!」
らいと 「座ろう。」
みかさ 「ゆっくり深呼吸。」
らぴすはソファに座り、小さく震えていた。
心音 「らぴす。」
らぴす 「……。」
心音 「まだ秘密があるんだな?」
しばらく沈黙が続く。
そして、らぴすは勇気を振り絞って口を開いた。
らぴす 「おれ……。」
らぴす 「人前に立つと……すごく怖くなって……。」
ロゼ 「怖い?」
らぴす 「みんなに嫌われるんじゃないかって……失敗するんじゃないかって……
考えちゃうの。」
メルト 「なんで、…。」
らぴす 「病院で……。」
らぴすは涙をこらえながら続けた。
らぴす 「社交不安障害って言われたの……。」
部屋が静まり返る。
らぴす 「だから……ずっと隠してた。」
らぴす 「こんなに病気ばっかりで……みんなの迷惑になるって思ってポロ……。」
ぽろぽろと涙がこぼれる。
すると。
ぎゅっ。
心音が優しく抱きしめた。
心音 「迷惑なんかじゃない。」
ロゼ 「らぴちゃんは俺たちの大切な弟だ。」
らいと 「病気があっても、その気持ちは変わらない。」
みかさ 「一人で苦しまなくて大丈夫。」
メルト 「俺たち五人で守るから、」
らぴす 「しおにぃ……ろぜにぃ……らいにぃ……めるにぃ……みかにぃ……。」
心音 「これで秘密は全部聞いた。」
ロゼ 「もう隠さなくていい。」
らいと 「これからは一緒に乗り越えよう。」
みかさ 「家族だから。」
メルト 「約束!」
らぴすは泣きながら何度も頷いた。
らぴす 「……うん!」
九つの秘密。
全部知られてしまった。
それでも兄たちは、誰一人として離れなかった。
むしろ以前よりもっと優しく、もっと過保護になっていくのだった。
――続く。
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コメント
11件
続き楽しみ𐔌՞⁔•͈ ·̫ •͈⁔՞𐦯⋆꙳
悲しすぎ😭みんな優しい!!!!!