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「おそ松兄さん、チョロ松兄さん!先行っちゃうよー?」
ゆっくり朝食を摂っていると玄関からトド松に呼ばれる
「ちょっと待ってー!」と声を上げると「早くしてよ」と可愛く無い返事が来る。まぁ、ご最もなんだけど
学校に着くといつも通り皆と別れ席に着く。すると目の前に見覚えのある影が現れた、山田さんだ。
「山田さん、どうしたの…?」
「あのね、おそ松くんと一緒に帰りたいなって…」
「基本アイツ暇だし、昼にでも伝えておくよ」
「ありがとう!」
そういうと山田さんは自分の席に戻っていった。
一時間目ってどうしてこうも眠いんだろ、プール後の授業には負けるけど
窓際って日当たりもいいし寝かせに来てるんだよな
そんなことを考えながらふと窓の外を見るとおそ松兄さんのクラスがサッカーをしていた
アイツ運動出来るのか?とか思いながらも一応見る
あ、シュート決めてる。女の子の歓声浴びてニヤニヤしてんじゃねーよ、この童貞が
ここまで響いてんの本当腹立つ。六つ子だよ!?皆同じ顔じゃん!
やっぱりおそ松兄さんは主人公だな、でもってヒロインは山田さんになるなら僕が望んだ通りだ“おめでとう”って返せると思う。でも、それって心からの祝福…?
昔から、僕たち六つ子はトト子ちゃんが好きで誰かが特定の女の子の影があったことは一度もなかった、トド松に関しては皆で阻止。勿論告白とかはあっても断ってたし(おそ松兄さんが言うには顔がどうも受け付けないらしい、贅沢言うなよ童貞って話だけど)
でも、本当にずっとこのままでいいのかな?
そんな不安、疑問は眠気と共に昼休みまでには綺麗さっぱり消えていた
僕も案外ガサツなのだ、深く考えたくない
かの有名な方が言うように“これでいいのだ”と。