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「ずっと俺監視されてるんだ」
また始まった。
まただ。
「誰に?」
仕方なく、聞いてみることにした。
もう懲り懲りだが。
「政府たち」
「それは怖いね」
なんと返せばいいか分からない。
「他人事じゃない」
シャークんはきんときの手首を掴んで怒っている。
「そうだね」
もう何も返せない。
俺は「そうだね」と返すことで精一杯だ。
「怒るぞ?」
シャークんはきんときの態度にイラついている。
その反面、少し泣きそうな声だ。
暫くの沈黙の後。
「…俺もうだめだよ。」
俺はそう言い返し、涙を流してしまった。