Tg「今週末みんなで泊まりしようよ !」
Ak「もちろんMzちの家ね !W」
Kty「お〜 !賛成 !夜通し作戦会議だ !」
帰り道。俺は4人に囲まれて歩いていた 。
まだ胸の奥ではAtの「じゃあな」という声が響いている 。
嬉しくて 、でも苦しくて 。
混乱している心を隠すように 、俺はただ笑って頷いた。
Mz「……いいけど、親に聞いてみないと」
Ak「おっけー!決まりだね !」
Pr「夜はトランプとかもしよーぜ !」
そんな明るい声を聞き 、
心の暗さが少しずつほぐれてく気がした 。
みんなが俺の背中を押してくれている 。
それだけで、少し強くなれた気がする 。
公園の前を通りかかった時だった。
Ak「… あれって」
Akが立ち止まり 、指を差した 。
視線の先にいたのはAtだった 。
制服の上着を脱いでベンチに置いて 、
その隣にAtが座っていた 。
Atの前で笑っている小さな子は 、きっとAtの弟だろう 。
弟の投げたボールを 、上手く受け取って投げ返す 。
弟が転びそうになれば 、さりげなく手を伸ばして支えて 。
Atの顔には優しい笑みが浮かんでいた 。
Mz「… っ」
胸が強く締めつけられる 。
普段のAtからは想像できない姿 。
誰にも心を見せないと思っていたのに 。
弟と過ごすAtは 、あまりにも自然で温かくて 。
Tg「Mzたん大丈夫 !?」
Kty「目がぐるぐるしてるよ !?」
Pr「今の見たら 、そら混乱するよな …」
Ak「俺も混乱してる w」
4人が小声で囁き合う。
でも俺には返す言葉がなかった。
ただその光景に目を奪われ 、
呼吸さえ忘れそうになっていた 。
_もしあの笑顔が自分に向けられたなら 。
そう思った瞬間心臓が跳ねて 、
目頭が熱くなる 。
想像しただけで 、こんなにも苦しい 。
Pr「なぁ」
隣に立つPrが 、ぽつりと呟いた 。
Pr「絶対諦めんなよ 。」
Pr「Atは 、あんな顔出来るんやから 。」
Prの言葉は胸の奥で小さな炎が揺らめいた 。
届かないと思っていた声 。
でも 、もしかしたら 。
公園を離れる時 、足はまだ重かった 。
でも同時に 、心の奥に小さな光が灯っていた 。
Tg「絶対に2人をくっつけるんだから !」
Kty「明日Aっちゃんに_を聞こうよ ! 」
Tg「いいね !」
Tg「Mzたんのためなら出来るよ っ!!」
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